105.45円をつけて以来104円台で推移しているドル円相場。103円台に落ちればすかさず買いが入り104.40あたり(21日線手前)では重くなる。昨日は104.40付近でのショート攻めでプラス3.5pipsで撤退した。嫌な予感がしていたが、案の定仲値直後から上昇し104.75あたりまで上がっていった。だがNY時間に反転し始め104.02まで急落、NY勢が売り込んでくるようなら上昇地合は続かない。今しばらくはこの水準での狭いレンジ取引が続きそうだ。だがいずれはどちらかに抜けてくるはずだ。わたしは下方向だと思っている。先般の野村證券のストラテジストによる予想の中に投機的な巻き戻しは恐れる事はない、実需の買いがどんどん入るから6月にはドル円110円と言う理由付けがあった。1980年以降為替相場における投機的な影響力は70%以上らしい。だから反対売買の無い実需による影響は限定的といえる。現在の円安トレンドは円の下落というイメージだけで進んできた訳で実際に日本円が海外にジャブジャブ出て行っているわけではない。日銀の当座にブタ積みになっているのが現状なので投機的な売買によって変動していくと考える方が自然である。という事は簡単な発想なのだが利益が積み上がればいずれ決済する。つまりドル円を買っている参加者がこれだけ多くいればそろそろ高値チキンレースの様相を呈してきている感は否めない。104円台でのショートポジションが数ヶ月先にはお宝ポジションになっている可能性は高いような気がしてならない。