最近マーケットの地合も悪いのでジャーナリストのS女史の仕事をボランティアでフォローしている。そして、いつも彼女が愚痴るのはジャーナリストは虐げられているという事。ジャーナリストにもいろいろな専門分野があって国内の不法行為などを追いかけるのならまだ危険度は低いが戦場に赴く友人のK氏のような場合は死を覚悟する場面が何度もあったそうだ。それでいて安く買い叩かれる場合が多いらしいからジャーナリストとは実に大変であり報われない職業である。そもそも経費自前で命からがら取ってきた情報なのに出版社は出来るだけ安く値切ろうとするらしい。ジャーナリストの側からお金の話を持ち出すのはタブーとされていて最悪情報だけ取られて食い逃げされる事もしばしばあるらしい。思えば日本ではこの業界に限らずお金のことを細かく質問する事自体が嫌われる。肝心要な事をぼかしたままにすることが美徳とされ結果的に安く叩かれる事が多い。ビジネスライクな欧米人には考えられない事だろう。そういえばわたしの友人のジャーナリスト達は早稲田、上智、慶應、一ツ橋卒とみな高学歴だが年収は300万円以下だ。命をすり減らしてこんなんに安い報酬なのだからよほど好きでないとやってられないと思う。とてもわたしには務まらない仕事だ。