この夏のドラマは切ない物語が多かった。その中でも特に”Woman”は毎回泣きながら見ていた。愛する我が子と別れなければならない描写が出てくるたびに辛くなるわたし。今は3人仲良く暮らしているわたし達家族、だが7年前事情があって妻と娘だけモスクワに住む事になった。しかも年単位という長期間に渡って、だからわたしにもそれなりの覚悟が必要だった。しかし実際には7ヶ月で日本に戻ってくる事になりわたし的には良かったのだが、あの時は35kgも痩せてしまった。思えば当時3人でモスクワに行き妻の実家に1週間滞在。そして、わたしだけ単身帰国する日、一族でモスクワの動物園に繰り出したっけ。当分の間妻子と会えなくなると思うと腹痛を起こしトイレに駆け込んでしまうわたし。ロシアの公衆トイレは最悪、個室のドアにカギなど無いから用足し中に4回もドアを開けられる。そして当然トイレットペーパーは無いからわずかなポケットティッシュで対応。何とも大変は一日だったが妻も娘も誠に素っ気無かった。娘など空港の出発ロビーでの最後のお別れの時も平気な顔をしている。気弱なわたしと違って娘は精神的にタフだ。自分が悲しそうな顔をすればわたしが泣き出してしまうと分かっていたのだろう。しかし、チェックインカウンターから最後にもう一度振り返ってみたら娘が今にも泣き出しそうな顔になっていた。あの顔は絶対に忘れられない。親と子は別れるべきではない。だから”Woman”の主人公が病気に打ち勝って親子の再会を果たせたのは本当に嬉しい事だと思う。