昨晩アメリカのTVドラマシリーズ”The Ivent”の最終話11巻目を鑑賞。思ったとおり一番いい所で強制終了。スケールの大きな作品だから22話で完結すること自体無理だと思ってました。久しぶりに前のめりになる位面白い作品だったのでこの終わり方は残念。この作品が放映されたのが2010年頃ですから、もうとっくにシーズン2が作られていると思って調べたら、どうもコマーシャルらしきトレーラーはあるものの、シリーズ化している形跡は無くまたまた残念。まあ、作られていないなら仕方がない。それにしても、この物語の中でとても恐ろしいのはエイリアン側の女性リーダーとアメリカ大統領が共に人道的であったにも関わらず、成り行きによって虐殺者へと変貌していく姿。特に他人を絶対に傷つけないという倫理観が強かった女性リーダーソフィアが人類を生物兵器で全滅させようと行動に移す姿はかつてのアメリカと妙にダブって見えます。それは第一次大戦後に民間人を大量に殺す都市爆撃に最も反対していたのはアメリカであり、その後の成り行きによってドイツや日本に対して徹底的な都市爆撃を行い原子爆弾を使用したのは現実の事であり、元々都市爆撃を始めたのが日本でありドイツであることを考えれば、感情的な報復の押収という連鎖はドラマで描かれていた課程と一致するのでやっぱり恐ろしい。