原発事故の国際評価レベルがついに7になりました。25年前のチェルノブイリ事故がはるか彼方のことと感じていた日本人も多いと思いますが、実はわたしもそうでした。それにしても、放射線量がチェルノブイリの10分の1などという数字に安心してはいけません。わたし達の住む首都圏だって原発から250kmほどです。報道で示される日本地図を見ると東京は避難地域よりはるか下方で、わたし達はピンときてませんが、あの広大なロシアの中でチェルノブイリを基点として250kmの場所といったら(ヨーロッパ全体の尺度で見ると)かなり近くて心配な場所です。しかもチェルノブイリではヨーロッパ全土に放射能が飛散し事故の翌日にはスウェーデンで観測されバレてしまったという経緯がありました。となると国土の小さな日本でレベル7、チェルノブイリの10分の1といってもそれはかなりの量という事になり、ますます健康への影響、特に子供達への影響が大変心配です。政府の閣僚も自己保身の事ばかり考えているようだし、当の東電は今も会社の利益を最優先にしているようです。日本の安全神話が音を立てて崩れつつあるのが現実のようです。