昨年の2022年夏ごろ、

息子と代表理事を務める一般社団法人「HI FIVE2023年の挑戦」として、立てた目標があった。


その内私が掲げた目標は3つ。


①書籍「だからピンヒールで車椅子を押す」出版

②畠山織恵単独講演会「だから私はピンヒールで車椅子を押す」日本全国を駆け回り、たくさんの女性を笑顔にできる存在になる

③地方自治体、教育機関での講演活動を通し、保護者,教職員の方々に元気を届ける


そしてその時から一年経過した2023年夏。

そう、今。


①書籍「だからピンヒールで車椅子を押す」出版

→202211月日本ビジネス書新人賞プロデューサー特別賞受賞、77日すばる舎より発売。


②畠山織恵単独講演会「だから私はピンヒールで車椅子を押す」日本全国を駆け回り、たくさんの女性を笑顔にできる存在になる

③地方自治体、教育機関での講演活動を通し、保護者,教職員の方々に元気を届ける

→202365日からチャレンジしたクラウドファンディング【1000人に生きる力を届けたい】リターンにより全国11都市で開催が決定。


なんと、つまり、一年で全て叶っていた。


ひたすら前を向いて走ってきたから気が付かなかったけれど、気がついたら叶っていた。


んー、

叶えてきたのか。


そうか。叶えてきたんだな。


本を出すっていうのが、私の夢の一つだった。

(庭付きの一戸建てに住みたい、私専用のjeepが欲しい、死ぬまでに一度年齢と同じ本数のバラの花束をプレゼントされてみたい、「ここからここ全部ちょうだい」って高いお店でにっこり笑ってゆーてみたいなど妄想も含め多数ある中)


私が亮さんが最後9ヶ月で脳性麻痺だと診断されて、進むべき方向がわからなかった時に、


道しるべになってくれたのが、乙武さんの「五体不満足」だった。正確には本に登場する、乙武さんの言葉で語られるお母様の言葉や在り方だった。





『乙武さんのお母さんだったらこんな時どう考えるのだろう』

『乙武さんのお母さんだったらこんな時なんて言葉をかけるのだろう』



強く、優しく、ユーモア溢れる乙武さんのお母様の姿に、私は幾度も自宅の小さな本棚に並べた五体不満足を手に取り、想像の中で励まされ、勇気をもらった。


いつか私も誰かの力になれる本を出したい。


漠然とした夢だった。

でも自分の中に消えることなく灯り続けていた光だった。



「私、いつか本出したいねん」


初めて言葉に出した時、一瞬恥ずかしくて

でも、その夢に命が宿った気がした。


一度言葉にしてしまうと、夢は何食わぬ顔をして「目標」というたすきに架け替えていた。


「目標」となった夢は、一気に

「どうすれば実現できるのか?」と意思を持ち始めた。


あとはもう、行動するだけだった。


『夢は言葉にした瞬間、もう半分は叶っている』


これは私の好きな言葉だ。

なんかだって、素敵じゃない?



言葉にしたら、あとの半分は「動く」のだ。


「動けば変わる。」


これも私が大好きな言葉。


出版は叶ったぜ。


さて、次はどうする?



次の夢は

「ピンヒールで車椅子を押す」の映画化だ。


でももう今言葉にした。

つまりこれは夢ではなく目標になった。


では叶えるためにどうしたらいいのだろう。


なるほど。


また懲りずに行動して行く毎日が始まったようである。