四国四国歩き遍路 区切り打ち4回目:9日目最終日②足摺岬・金剛福寺 | 馬超の気ままウォーキング・趣味の記録

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歩いて歴史上の史跡や雰囲気の良い風情を楽しみながら歩くのが好きです。その土地の小さな史跡も大切で、ゆっくり時間が流れる場所が大好きです。日記のつもりで記録していますので文字が多くて読み辛いと思いますが、興味のある方は観て頂けたら幸いです。

いよいよ足摺岬と金剛福寺が見えて来ました。

↓金剛福寺

↓山門

↓弘法大師を乗せたというカメさん

撫でると良いそうですよ爆笑

特に頭がテカテカしてます。


↓本堂

↓大師堂


↓瑜祇塔

↓美しい千手観音様

今回最後の札所『金剛福寺』

足摺岬にあることもあり、たくさん参拝客で活気がある反面、美しい寺院です。

なんだか竜宮城にいる様な感覚になりました。

参拝を終えるとホッとしたのと同時に、良くここまで来たなあ。と、少しは自分を褒めてあげたくなったのを覚えています。

納経を済ませてリュックにしまっていると、側に居たおじさんから、

おじさん「歩いて周っとるんか?」

私「はい。 そうなんですよ」

おじさん「歩きは珍しいなあ。 まあ、歩けるっちゅうことは良い事だわなあ」

私「そうですねえ」

他愛の無い会話なんですが、実は深い意味が隠れてるんだと思います。

歩きで遍路していると、当然に歩き遍路の方と出会います。

私的には、今回は歩き遍路が多いなあ。なんて思いながら歩いてますが、実は遍路全体から見たら歩きは1〜2%だと言う説もあります。


歩ける内が華。 


だと言う事なんだと思います。

そう考えたら、明日歩けなくなってるかもしれないし、人生の中で歩き遍路自体が出来る期間も限られてるんだと思う様になりました。

歩ける幸せ。

遍路に出れる有り難さ。

今、ここに立てたのは色んな巡り合わせや皆さんに助けて頂いたお陰で、決して自分の力ではないんです。

ブログに書けなかったのですが、

苦しい時に声を掛けて下さった方々。

車の中から見守ってくれた方。

部屋の掃除や丁寧に料理を作り、遍路者が着くであろう頃に風呂を適切な温度に保って待って下さっている宿の皆さん。

バス停が間違ってるよ。と声を掛けてくれる地元の方。

遍路者のために経費を割いてくださる建設会社。

ボランティアで公衆トイレや小屋を清掃してくださっている人々。

遍路みちを綺麗に整備して下さっている有志の皆さん。

そして、長期の休みに遍路へと背中を押してくれる家族。

ただただ感謝です。



あとは帰宅の途に着くばかりですが、高知龍馬空港に戻るバスまで時間があるので、足摺岬観光をしてみます。


↓ジョン万次郎像

役所の観光課の方々が大河ドラマ化の署名活動をされていたので、私も一役買うことに。

ジョン万次郎さんに関しては、次回の区切りで博物館に寄る予定です。

そして、足摺岬。



今回のお遍路では毎日コロコロ変わる天気でしたが、最後の足摺岬では見事な晴天に恵まれました。

展望台にお遍路さんがポツリと一人。

他の観光客からは珍しそうな目で見られてますが、

全く気になりません!

気にならなくなりました。

だって、お遍路さん自体が四国と言う土地の観光名物だと思うんです。

外国人に子供や若い人など、お遍路さんを見た事が無い人に、ここはお遍路がやってくる場所なんたあ。と思ってもらえれば、四国のお遍路文化にちぃちゃな恩返しになるかも。。。


まだまだ時間があるので、岬の周りを観て周ります。

足摺岬には意外なモノがありました。

↓弘法大師爪書き石

写真では分かりませんが、「南無阿弥陀」と描かれてます。

現地で観たら良く解りますよ。

↓足摺岬灯台

↓この辺りに居ます。

↓地獄の穴

なんと、金剛福寺の本堂まで通じているらしいですよ。

お金を落としたら、たしかにチャリンと落ちて行きますねー

そして、乗り遅れたらシャレにならないので早めにバス停留所に移動して、休憩がてらに昼飯です。

↓旅路の女将さんから、お接待で頂いたおにぎり。

今回はGWを利用したので、前後の移動も含めて9日間の区切り打ちも終わりを迎えています。

帰りの飛行機の中では、安堵感と共におセンチになってしまいました。

次、いつお遍路に行けるかなあおねがい


終わり。


今回の区切り打ちで、

歩いた距離(スマホ表示): 341.8km

スマホ表示ですので、実際にはもっと少ない距離です。

歩いた歩数 : 376.368