自然と遊ぶ(3-37) | シンクロニシティ

自然と遊ぶ(3-37)

 

5月3日(金)

雨蛙動かず今夜と云ふごとく

  軒下の薪ラックは金属パイプで組まれている。そのパイプの上に緑色の雨蛙がとまって近寄っても動かない。よくみると目を閉じている。とんとパイプを叩くとうっすらと目を開けるがまた閉じる。2cmほどの大きさで、あまりに動かないので黒いパイプに緑の芽がでたかのようだ。夜はカエルるの啼き声が高い。夜にそなえているのだろうか。

 

  山梨の暮らし―37

 隣家の南側には田んぼ3枚分くらいの平地が拡がっていて、柵で囲ってあるが、野原のようでもある。以前はブドウ園だったという。何十年か前にクマが来て荒らすので以来、放置しているという。したがって、近隣にクマがでないというわけではないのだ。

3㎞ほど北西に登ると駒ケ岳神社がヒノキと杉の木立の中に建っている。以前は当地へ来るたびに、健康ウオーキングを兼ねてお参りに行っていた。90回近くお参りして、100回まで頑張ろうと決意したが、落ち葉掃き、雑草取り、樹木の剪定が多忙となって挫折。そのあとは5年以上経つが2回ほどしかお参りしていない。

この駒ケ岳神社は甲斐駒ヶ岳への登山口となっているが、クマの出没注意との看板が出ている。この神社付近ではカモシカをみかけた。カモシカは牛に似た習性があるようで、口をもぐもぐしていた。人を見かけても逃げるわけではないがあまり近づかないようにはしている。30メートルくらいの距離を保って樹間をゆっくり移動していしていた。体全体に毛が抜け落ちているところや皮膚がただれたように露出していて、健康には見えない。