自然と遊ぶ(3-19) | シンクロニシティ

自然と遊ぶ(3-19)

 

4月11日(木)

歳重ね知らず楽しむ春の宵

 

山梨の暮らし―19

  庭いじりは山梨に限らず、母が亡くなってから谷中の自宅の狭い庭も自分の面倒を見なければならない領域となった。

こちらは狭く、建物の間で3分の一ほどは日当たりが悪いが雑草はよく生える。十薬(どくだみ)が白い花を咲かせる。雑草なのでせっせと抜くが根がつながっていて、あまり効果がない。現在はハナニラが庭いっぱいにひろがっている。白い花で繊細だ。これは雑草のように広がっているがもともとある親戚の屋敷から移したものだ。それも70年以上前のことでこれが毎年咲くのは不思議な気がする。

ロゼット状のたんぽぽは抜くようにしているが、抜ききれない。カタバミも小さすぎて抜ききれない。これはヤマトシジミの食草で毎年、このチョウをみかける。日本全国の平野部ではどこでも見かける蝶ではあるが、自分の庭に毎年発生して、都会の真ん中なので健気な気がする。そうするとかたばみをみかけても少しは残そうということになる。