4月8日の競技会に向けて、打倒主人を目指すべく3月より週イチで真面目にレッスンを受けることにしました。
そのレッスン内容を簡単に綴ろうと思います。
まず、我が家の愛馬くんに乗るのは日曜日のみと決めてるので(一応高齢馬だから)、クラブの会有馬や半自馬に乗せてもらいます。
先生の狙いとしては、
「手綱がある程度張れていて(ハミ受けまではしない)良い感じの速歩・駈歩ができるように」
というのが競技までの目標です。
だいたい乗馬をやってる人は、「ハミ受け」という言葉に憧れすぎて、上記のことをすっ飛ばして小手先でハミ受けしようとするから見せかけだけのハミ受けしか出来てないんですって。
よしよし、主人のことやな。
そしてこの目標を達成するためには私の間違った姿勢を正しくすることが必要不可欠で、姿勢さえ何とかできれば勝てる!とのこと。
先生の頭の中で、たった5回ほどでのレッスンで私の姿勢を矯正するためのプログラムが組み立てられました。
正しい姿勢への取り組み、その一。
座骨が、肩が、膝が、などなど、細かいことは今いくらやっても効果なし。
なぜなら騎乗姿勢で最重要である中心部分が全然出来てないから。
しかも私、未だに座骨がどこなのか全くわかってない。
ということで中心部分をまず正します。(そこから徐々に末端へ、でもそれは先の話)
力を入れるのは、足の付け根(図の●)と太ももを後ろ方向に(図の➡)。
この6年ほど、ひたすら楽に乗ってたのでまったく力が入りません、が、意識しなくてもこの姿勢をキープできるようにしないと始まりません。
これがちゃんとできてれば、鐙を踏まなくてもずれたり外れたりしないし、馬とのリズムも合い、たいていのことは上手くいきます。
はじめの3回は、ずっとこの中心部分の矯正でした。
正しい姿勢への取り組み、その二。
中心部分の良い姿勢が少し定着したころ、次に上半身の姿勢。
これもいろいろあるけど、とにかく体の軸をしっかりさせようという説明でした。
軸というのは、背骨のことではありません。
イメージとしては、喉から真っ直ぐ下に伸ばして座骨に到着するのが、軸。
やっぱり座骨がわからないので苦労しましたがなんとなくそれっぽく出来るようになりました。
で、この頃にちょっとした変更が。
会有馬のリュウノスターでも競技に出ること決定。
このリュウノスター、駈歩がロケットスタートになってしまうので、ベテラン会員さんが速歩まで乗るか、スタッフの引き馬練習に付き合うかくらいのことしかしてなくて、不安要素満載です。
試しに経路を回ってみたらこんなことに。
(周りの人の会話が入ってるのでBGM付けてます)
日馬連の審判資格持ってる職員さんには、最初の停止は点つきまへんで~と言われ、2回目の駈歩はなんでそこで走り出したんか分からんし…。
でも、最後の停止はちゃんとスクエアで良い!
あと、愛馬くんのように経路を覚えてないから先走って走り出したりせず扶助待ってくれるし、隅角も深く行ってくれる!!!
(愛馬くんは隅角を深く行ったら負けやと信じてる)
前回この馬で競技に出た時、先生の言いつけを守らず速歩の歩度を伸ばしたらテンションアゲアゲでその後まったくまとまりがなくなったけど、今は中間速歩しても大丈夫。
大人になったね、リュウノスター。
駈歩は伸ばすと主人でもコントロール不能になったので、駈歩は大人しくいくつもりです。
つもりです。
正反撞・駈歩の特訓を経て2回目の経路練習。
先生が真面目に調教してるおかげか、入場停止がマシになりました。
因みにこの時は、近畿から8時間ほど運転してそのままクラブに寄ってのレッスンでした。
なので主人も一緒にレッスンを受け経路を回ったけどやっぱり向こうの方がまだ上手いかも。
クレインの乗馬学校(10年以上前のやから厳しい時代)での貯金は大きいな。
あと、小川さんや瀬理町さん、中野さんといったそうそうたる講師陣によるクリニックも大きいな…。
良い姿勢をだいぶキープできるようになり、いろいろコツみたいなのも分かって(ザコツはわからんけど)きた経路3回目。
これなら55%くらいつくよ、と先生。
あと競技会前日にレッスン受けて、試合に臨みたいと思います。
愛馬くんは結局ずーっと無口で乗ってカウボーイごっこやらなんやらで遊んでただけやけど、まぁ何とかなるでしょう。
口が超敏感でハミ大っ嫌いなリュウノスターがこれだけ受け入れてくれてるんやから、愛馬くんもきっと大丈夫。
今の良い姿勢だったら隅角も深く行けるはず!と先生言ってたし。
がんばるぞー!