乗馬クラブめぐりの旅も佳境に入ってまいりました。
馬事公苑以外、乗馬クラブの名称は伏せてありますが、
乗馬を始めてみたい、移籍を考えている、ビジターで行きたいなど、
もし気になる方がいらっしゃったらメッセージください。
もちろん前にいた牧場の名前もお教えできますよ。
前回の記事で紹介したC乗馬クラブの近くにあるD乗馬クラブ。
自宅からこちらも40分です。
小高くなってる森の中、ぱあっと広がるように馬場や厩舎が見えました。
実はここ、2年前にも見学に来たことがあります。
でも、前の牧場より預託料が2万円ほど高かったのでこちらは選ばなかった…。
まさか現代の日本で
「安かろう悪かろう」が生き残ってるとは思いもしなかったし、
もっと馬のこと勉強してれば良かった…と後悔しまくりやわ。
で、前回の見学で顔見知りになった方や、
競技会場で何度かご挨拶してるクラブの代表さんにお会いすると、
開口一番「馬の移動?」と聞かれました。
バレバレである。
愛馬くんのことを褒められまくりで恥ずかしかったです。
でも私の名前、間違ってはった…。
広い馬場が4面あり、
森の中でマイナスイオン浴びまくれそうな外乗コースあり、
バリバリの競技志向で
馬たちの状態は。
だけど、ちょっとオガコが薄いかなぁ…。
コンクリートに直敷きやし。
ボロ食いしてる馬がいたのも気になります。
ビジターでレッスン受けたりリフレッシュ外乗するには最高のところやと思います。
そして次は、E乗馬クラブ。
こちらは、我が家と同じく前の牧場から馬を連れて出ていこうと
考えてる会員さんがしてくれたところです。
自宅から50分、新しいバイパスのすぐ下に位置してます。
そこに着いてまずビックリしたのが、
獣のにおいが全くしない
ボロやおしっこのにおいはもちろん、馬のにおいもしない。
そして次に目を奪われたのが、
クレインのよりも深い(推定20cm)フッカフカのオガコ
なんでも、オガコの量は普通やけど、
馬房掃の後に空気を入れてフッカフカにしているのだとか。
スタッフさんに連れられて馬房や馬を見学しててこれまた驚いたのが、
悪癖(咬癖、さく癖、熊癖、蹴癖など)のある馬が1頭もいない。
全部しつけで治すそうです。
安全のために、なにより馬の身体のために。
馬たちみんなフレンドリーでした。
ここに来たら、愛馬くんの誰にでも耳を絞る癖も治してもらえるかな…。
目がほとんど見えなくなった35歳のポニーや、
31歳の体格の良いセルフランセが放牧されてました。
彼らもたまに引き馬でお仕事をするそうで、
それによって良い運動にもなるし、馬たちの生きる張り合いにもなるんだとか。
「高齢の馬が活躍する乗馬クラブは馬を大事にしているクラブだ」
というのを思い出しました。
初期の調教や身体作り、
そして日々の健康運動をしっかりして馬の身体機能を強め、
酷使せずに無理なくレッスンなどで人を乗せる…
馬を大切にすればするほど現役でいられる期間は長くなる、真理だと思います。
翼の無い不思議な鳥がワラワラいて何だろうと思ったら、
ハエを食べる鳥なんだとか!
夏場のハエに悩まされる心配もなさそう~。
乗り運動と手入れは毎日やし、
馬房も馬の状態もどこよりも良い、
洗い場もたくさん(ジェットヒーター付)、
と、移籍先候補の座に就きそうでしたが、
指導料がちょっとお高め…。
さらに馬場が20×60の1面のみ…。
洗い場戦争はなさそうやけど、馬場戦争が起こりそう。
なんだか、どこも良い点はあるけど同じく悪い点もある、
悪い点は目くじら立てるほどのものではないけど
(前の牧場にいた時のことを考えれば)
やっぱ気になる。
優先順位を決めながら、じっくりと考える必要がありそうです。
隣県の乗馬クラブにも足を伸ばしてみたいしね。
と、蹄叉腐乱の時期になるまでまだ時間はあるし、
それとはまた別件で牧場内でゴタゴタがあるし、
なんて思いながら腰を据えて検討しようとしてた矢先、事件が起こります…。