当日朝まで雨が降ってたので、涼しくて砂ぼこりの立たない、
絶好の乗馬日和な週末でした。
そんな快適な牧場に、新たに2頭の仲間が
どちらも競走馬を引退してすぐに牧場に移ってきたみたいです。
一頭はセン馬の鹿毛くん、
こちらは1ヶ月くらい前に入厩して、
最初の週こそソワソワしてたものの、
今は飼いもちゃんと食べて落ち着いてます。
(ゆう癖があるけど)
もう一頭は牝馬の栗毛ちゃん、
先週の中日に入厩して、最初から落ち着き払っていて
土曜日にオーナーさんを引き馬で乗せてました!
5日前までレースで走ってたとは思えない大人しさです。
因みにオーナーさんは乗馬経験5鞍程度だそうです。
どちらもやっぱり競走馬の身体つきで、
乗馬を見慣れてる私には細すぎて怖いくらい。
肢なんてちょっと触ったら折れそうやもん…。
乗馬のような身体つきになるには半年くらい要するようです。
背中の肉も健在で肢もガッシリ、安心できる愛馬くん。
栄養斑点も出てます。
人馬に優しい気候だったので、この週末のレッスンは盛りだくさんでした。
斜め横歩や、
輪乗りでの内側に向けた肩内と外側に向けた肩内(←これが難しい!)で
横運動やったり、
キャバレッティで肢が高く上がる時に正反動とか。
笑えるくらい座れなさすぎたけど、以前より善くなってるそうです。
駈歩は移行の練習を徹底的に。
レッスン前、ベテランさんに
「ちゃんと詰めた常歩をしていないと駈歩は出ない」と聞いてたので、
それを意識してやると発進の失敗ナシでした。
もしここを読んでる方で駈歩発進に悩んでる方がいらしたら、
駈歩前の常歩をただ元気に歩かせるだけじゃなくて、
推進しつつもパワーを溜める感じで拳を握りながら駈歩出してみて下さい。
良い発進してくれます。
で、今回一番てこずったのがこれ!
※赤線はキャバレッティと横木、青線が馬の経路です
けっこう狭い間隔で、この誘導を速足で。
ポイントは内方脚でアクセルふかしながら外方脚で壁を作る。
手綱で誘導しようとするとブレーキになって邪魔になるんで、
拳の動きは最小限に。
私の場合、思い切って拳を全然動かさずにやったら
ようやく横木の真ん中を通れるようになりました。
そしてレッスン恒例、シメの速歩の伸長。
正反動してたら多分吹っ飛んでたであろう良い伸びを披露した愛馬くん、
そして先生の嬉しそうな言葉
「鐙、見て下さい。ちゃんと定位置で履けてますよ!」
でもね、先生…
先生から見えない方の鐙はガッチリ深くなってます…
まぁ、片方だけでも深くならないようになったから進歩したんだと思います。
あとはレッスン中にビビりな中間種くんが何かに驚いて走り出し、
他の馬もみんなつられて走りだしたけど、
相変わらず「こんなとこで走っても体力の無駄やで」と言わんばかりに
黙々と乗り手に指示された運動を続けてる省エネ愛馬くんでした。
馬場で一頭だけ、とか外乗に行くと
こんなに落ち着き払ってはいられへんねんけどね。