身体が小さいから放射能が溜まりやすいというのは微妙…。 | お馬さん日和

お馬さん日和

2018年まで一緒だった黒い愛馬との思い出と、
2019年から一緒になった白い愛馬とのこれから。

あと、ヲタク少々。

東京の水道水から

基準値(乳児用)を超える放射性物質が検出されたというニュース。


大人は大丈夫なの?


と多くの方が疑問に思い、

必要ないのに買い占める連中が出てきて

必要な人のもとに届かない事態になってます。





理系ではなかったけど、

大学で興味があって取ってた原子力関係の授業で

習ったことをもとに書いていきますね。

少しでも分かりやすく伝わってほしいので、

なるべく専門用語は使わないようにします。



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今騒がれてる放射性物質は、確実に人体に害のあるものです。

温泉などに含まれるものとは違います。

それを体内に取り込んだ場合、どうなるのか。


生きている限りくり返される細胞分裂の邪魔をします。


分裂を邪魔された細胞は、例えばガンなどといったものとなります。



でも人間の身体というのはよく出来ているもので、

異常な細胞分裂を見つけると修復したり、

またはその細胞自体が自殺したりして病気になるのを防ぎます。


実は私たちは震災による原発の事故以前から、

自然界あるいはレントゲンなどから少しずつ被曝しているのですが、

こういった細胞の働きのおかげで

みんながみんなガンになってしまう事態は避けられているのです。



しかし、

この上手く出来た細胞の修復能力と自殺能力には回数の限度があるので、

一定期間内でこれだけなら放射性物質を取りこんでも大丈夫、

という基準値が設けられています。(一年間に○○シーベルトってやつです)


そして細胞分裂は若ければ若いほど頻繁に行われます。

大人よりも子ども、子どもよりも赤ちゃん、

赤ちゃんよりもお母さんのお腹の中にいる胎児…

の方が細胞分裂の回数が多い。


ということは、同じ量の放射線物質を取りこんだ場合、

例えば細胞の修復能力の限度が3回だったとして、

ある期間に大人が2回細胞分裂して異常な分裂が2回起き

修復能力が働いて1回おつりがくるところでも、

細胞分裂が活発な赤ちゃんは同じ期間に6回の細胞分裂を起こし、

6回の異常な分裂が起きてしまうと3回という修復能力では足りません。


なので乳児の基準値が厳しめに設けられているんですね。



こういった事情があるので、

大人はちょっと我慢して子どもたちにお水を分けてあげて下さいね。



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でね、反感買うかもしれないけど以下ひとりごと。


ペットボトルの水がパニックによる買い占めで店頭からなくなり、

その措置として東京では備蓄してあるペットボトル水を無料配布するんやって。


被災地ではミルクにする水すらなく、

学校のプールに溜まってた水を飲んで生き延びてる人もいるというのに…。



停電も免れ、(自業自得やのに)水も配ってもらう…優遇されすぎじゃね?むかっ




と、朝方、感情のままに綴って保存してたのですが、

問題の地区の水道水、昨日の数値はだいぶ下がってるという正午のニュース。

大量にペットボトル水買った人、ご愁傷さま。

23日の報道があるまで普通に水道水飲んでたといっても、

そんなに気にすることないよ。


それよりタバコやインスタント・油もの・白い食べ物ばかりの食生活の方が

直ちに健康を害するものです。



屋上に黄色い粉が付いてると通報して消防隊出動?

今、多くの人が苦労してる花粉症の原因物質をご存知ないのかしら?


報道を表面だけ捉えて右往左往することなく、

最低限の知識と判断力を身に付けて精神的にも健康な生活をしたいものです。




なんかいつにもなく攻撃的な物言いになっているのは、

本日唯一の停電グループになったせいです、ご了承ください。