今まで介護日誌というタイトルでこのブログを書いてきた。それは職場の業務記録のように客観的に介護の記録を残したいという気持ちからだった。しかしかなりの主観や感情が入ってしまったので、日誌でなく日記とすべきだったと今は思っている。

今はもう特養への面会だけなので「面会日記」とタイトル変更することとした。

 

今日奥さんは僕の面会を待ちかねたということで、介護士さんに車いすを押されて、面会室の前で待っていた。「たこ焼きを持ってきたよ、食べる?」と聞くと、「うん」というように頭をこっくりする。「食べると大きな声で言って」というと「食べる」と大きな声で答える。小さめのたこ焼きを3つ食べてくれた。せとかと練乳付きのイチゴを「おいしい」と言って食べてくれた。

「公園に桜を見に行ったのを覚えてる?」「覚えてる」「どうだった?」「きれいだった」

昨日奥さんは施設の手配で訪問マッサージのサービスを試験的に受たとのことだった。施術後に介護士さんが奥さんに感想を聞くと「気持ちよかった」という返事だったらしい。もし定期的にマッサージサービスを受けたいなら、直接連絡してほしいということで連絡先を教えてもらった。

奥さんに「昨日マッサージを受けたのを覚えてる?」と聞くと「覚えてる」という返事。「どうだった?」と聞くと「気持ちよかった」と答える。奥さんは若いときから肩こりがひどかった。マッサージを受けるとリンパや血液の流れがよくなるだろうし、何より奥さんにはできるだけ快適に過ごしてもらいたいので、経済的に許す範囲で定期的な訪問マッサージを検討してみようと思う。

 

奥さんは食事も進んでいるようで、まずまず元気だ。この施設は皆さん親切で雰囲気は明るい。奥さんをこの施設に入れることができて本当に良かったと思う。奥さんにとっても、僕にとっても。