石鎚山系瓶ヶ森の西壁(
登攀ラインは右岩壁の中央にあるクラックを辿ります。
下部30mは前傾、その上もほぼ垂直と、
プロテクションはカムが主体ですが、
また一部に人工登攀(A1)の箇所も残りましたが、
なお、この壁には既成のルートが2本ありますが、
この壁に新たにルートを引くならどう登るべきか?と考えた結果、
以下ルート概要。
1P目、立木を利用してコーナークラックを登り、
続いて薄被りのクラック・カンテを数m登り、
この上の最もハングしたコーナークラックは今回カムエイドで越え
ハングを抜けるとチムニーが待っている。
チムニーを10mほど登りレッジに出たら、
トラバース手前でボルトを1本使用。
右のコーナーに移り、その上のレッジで1P目終了。
ボルト1本と奥のクラックからカムでバックアップをとってビレー
2P目、ビレー点奥のワイドコーナークラックに取り付き、
ここから上の垂直の草付きが非常に脆く不安定で、
結局3度目のトライの際、ここでもボルトを1本打ち(
レッジからやや右寄りを登り、
ビレー点に小落石が降り注いでいたと思うので、
瓶の一滴 5.10-, A1 80m
1P 5.10- A1 50m
2P 5.8? 30m
2020年10月28日 完登