「あのラインを紹介したクライマーで、本気で登ろうという目で見ていたのは、じょにさんだけです。」(黒潮ブログコメントより)

他の人はわからないが、悔しいことに自分にとっては図星だった。
あれを意識して、やってきたのはあの人たちだけだ。
あのラインは、あの人たちに登られるべくして登られた。


2週間前の衝撃的で刺激的な出来事は、僕が到着したときには、既に済んだあとだった。
僕はすぐにでも、それをやりたかった。
しかし、あの場にいたコバヤン兄貴は、僕より強く思っていたと思う。
すぐさま、次にトライする日を決めるメールがあり、2週間後に決めた。


先週の「牛鬼」は、これを意識した。
これくらい登れんと、あれは登れない。
3年間、あれを意識してハイボールを登ってきたあの人たちには遠く及ばないにしても、少しその意識が芽生えた


そして今日、眠れないほどシュミレーションをしていたコバヤン兄貴が、その日の一発目で登り第3登者になった。
その後すこし嵌りかけたが次に僕が、そしてニコル岩○さんが、あの核心を超えて岩の上に立った。

見学に駆けつけた黒潮さんとも握手を交わし、胸毛3兄弟としてもアニバーサリーな一日となった。


そして登って思う、初登の凄さ。

黒潮氏曰く、「最初は登れると思ってなかった。それが登れたっていうのがうれしいんですよ。」

そういう経験はなかなか出来ない。

そういう経験のできるクライマーでいたい。

そういう経験のできるクライミングを求めていこう。


岩にバッタ-nagarebosi