バチスポ -2ページ目

ダルにすべてを託す


鷲の目

2勝2敗、相手は成瀬。
もう何も言うことは無い。

とにかく早く帰って、TVに噛り付こう。

遅咲き。猪突する小兵

工藤隆人


今季成績52打席51打数21安打1犠打15三振……四死球ゼロ。出場20試合に手が届く時期、未だに出塁率と打率が見事に一致する稀有な打者である。

工藤隆人。1980年3月30日生まれの松坂世代。2004年秋、ダルビッシュ有で沸いたドラフトにおいて北海道日本ハムファイターズから9番目、12球団全体で74番目に指名された選手である。身長は公称で171cm。阪神タイガースのスピードスター赤星憲広が170cmなので球界最小ではないが、ほとんど最小兵と言っても差し支えあるまい。
2005年に一軍デビューしたが、13打数無安打6三振と結果を残せず鎌ヶ谷行き。以降二軍イースタンリーグで俊足巧打に磨きをかけていた。
今年6月、イースタンリーグでの打撃成績(145打数55安打 .379※6月終了時点で1位)が評価され一軍昇格し、セパ交流戦終盤の対広島戦、今季初打席の代打出場で快足を飛ばして三塁打。以降4打席連続安打、7打席目にして初めて対決した球界を代表するクローザー藤川球児(阪神)から中前安打を放つなど、出場1ヶ月経過時点で打率4割をキープする大ブレイクぶりである。
もともと定評ある守備でも的確なクッションボールの処理と強肩で、何本か長打をシングルヒットに抑えた。今や日本一の外野ディフェンスの一角に固定された感さえある。

しかし彼の魅力はやはりその攻撃的な姿勢だろう。2005年の成績も含め、65打席で四死球がひとつもない。本来投手にとって小さい的のはずの彼が、死球はまだしもひとつの四球も選ばずにここまできているというのは特筆すべきことだ。
野球をやったことのある者なら判るだろうが、打席に立った際、少しでも消極的になったときに真っ先に浮かぶ出塁方法はフォアボールである。相手投手と対峙し気合で負けそうになったとき、臆病風に吹かれたとき、打者は四球での出塁を頭に浮かべる。まして自分の背が低く、ストライクゾーンが小さい(つまり投手からは投げづらい)状況であればなおさら、出塁オプションの上位に四球という選択が置かれているはず。
にもかかわらず、この男は必ずバットを振る。脇目もふらず。結果、通算64打数21三振という高三振率(奇しくも安打率も同じ)となる。このアグレッシブさ、その年俸は天文学的に違えども、シアトルマリナーズのイチローに通じるものがあるとは言えまいか?

工藤がこのままの突撃意識を保ったまま、イチローや赤星、青木宣親(東京ヤクルト)らのバットコントロールを身につけたら、彼らに匹敵する足を武器に、数多くの内野安打を積み重ねるに違いない。

予言しよう。
来年2008年パシフィックリーグの首位打者・最多安打は、彼、工藤隆人が獲得するだろう。イチローの持つ年間最多安打210本の記録を超えて。

                                              (文中敬称略)

横浜、水入り明け

このあと行ってきます。

ダルvs工藤叔父貴なんて夢の対決、連日はやってくれないんだろうなぁ。