熱い想いでワインを造るワイナリー・ヴィンヤードの語り部、北海道産ワイン・ワイナリー大好きおじさん「ばたやん」こと田畑茂人です。
多くのブログや投稿のなかから「ばたやんブログ」をお読みいただいて、ありがとうございます。
ワインの可能性はどこまで広がるんだろう?
そんなことを考えさせられたワイン会に参加してきました。
三代目の中村圭介さんが握るお寿司に。
このブロブでもおなじみのフリーソムリエ・鵜沼聡志さんがセレクトしたワインを合わせる。
しかも、お寿司が出る合間の料理は、ススキノ・蝦夷風花料理長の磯村全祥さんが仕立てる。
私、三代目のお寿司は食べたことなくて、イベントFacebookに投稿された瞬間に参加ボタンをポチ。
念願が叶いました。
右から中村さん、鵜沼さん、磯村さん。
バブルの頃からですかね、Tokyo、Ginzaあたりの高級寿司店で、なんちゃらという超高級ワインを飲むのが流行りました。でも、和食、取り立てお寿司にワインを合わせるというのは難しいと思います。
三代目・中村さんとヴィーノ・鵜沼さんは何度もコラボして「お寿司+ワイン」のマリアージュを追求している二人です。
「お寿司+ワイン」の可能性を広げてきたと言ってもいいと、私は思っています。
では、どんなマリアージュだったのか、種明かしをしていきましょう。
スタートのワインは、シャンパーニュのブリュット・ナチュレ。辛口のシャンパンです。
お料理の最初は、アスパラのお浸し。ほんのりごま風味。
写真は15枚までなので、ここは割愛。ごめんなさい。
さて、お寿司。のどぐろ!!とキンメの昆布締め。
合わせるワインは、アルザスのシルバーナ。しつこくない白身魚の脂が調和します。
山菜の天ぷらが出てきました。
お寿司の続きは、ボタンエビ(みそは塩辛、卵と身は生)、しめ鯖。
写真、撮り忘れた。
合間の料理が、桜風味の炊き合わせ。
ワインは、南仏のグルナッシュ・グリのロゼ。なんと、色が桜色なら、かすかに桜の香りがする!
佳境です。最難関の赤ワイン。私、ばたやんなら合わせる和食は「わからん」と言ってしまいそう。
お寿司は2種類。まぐろ赤身のづけ。そして、うにの酢飯にいくら醤油漬けの手巻き。
ワインは、ブルゴーニュのピノ・ノワールときたもんだ。参ったね。
ローストビーフと、煮穴子。
ワインは、カルフォルニア・ナパのカベルネ・ソービニオン。
「かんたんワイン用語」で説明した、フルボディです。
食材をほとんど生では食べないヨーロッパで進化した、ワインと料理の組み合わせ。これが世界の常識です。
それを、今回のワイン会は打ち破っちゃったような気がします。
ワインは多種多様で、選択肢が多いとはいうものの、見事な組み合わせでしたね。
最後、蝦夷風花の店長・石川理恵さんに「すごいねー」と唸ってきました。
ワインの可能性。まだまだ、追求したいと思った夜でした。