熱い想いでワインを造るワイナリー・ヴィンヤードの応援団長。余市・仁木・小樽のワイナリーガイドの「ばたやん」こと田畑茂人です。

多くのブログや投稿のなかから「ばたやんブログ」をお読みいただいて、ありがとうございます。


のっけからすいませんが、北海道のワインが凄いことになってます。

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岩見沢の近藤ヴィンヤード、

「タプコプ」
ピノノワール2014年

です。

ちょっと、言葉の説明を。

近藤ヴィンヤードは、岩見沢の栗沢地区で近藤良介さんが営んでいます。


ワインのタイトルの「タプコプ」。なんのことでしょうか?

栗沢の畑とは別に、隣町の三笠市にもぶどう畑があります。こちらが「タプコプ農場」でして、そこからワインの名称がつけられています。

このタプコプ農場で栽培されたピノノワール100パーセントで造られたのが、今日ご紹介するワインです。

雪を被ってますが、タプコプ農場の写真です。
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タプコプの農場は、近藤良介さんの弟である近藤拓身さんがご夫婦で管理をしています。

まだ、お会いしてないのですが、聞くところによると、畑に出ている日数が多い。べったり畑にいると言ってもいいくらいだそうです。

管理の行き届いたタプコプ農場のピノノワールのワイン。

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今年の3月にリリースされて、9ヶ月後の抜栓。しかも、私が飲んだのは抜栓後、2日目。少し酸化が進み、香りが開いていたと思われます。

条件が良かったにせよ、

「北海道のピノノワールかぁ???」

と思うくらい、香りが豊か。

赤い花と、赤いベリーの香りが、ブワッと立ち上がります。

どちらかというと、花の香りが優っています。エレガント!

しかも、全体にバランスが整っていて、どっしりと落ち着いた印象です。

味わいは、タンニンの渋みが豊か。
ボディのしっかりした赤ワイン。

やられました。

まめに手を掛ける。栽培も醸造もこの一言に尽きるのでは。

629本しか出回っていないので、もう飲めません。これも、価値です。