余市・仁木・小樽のワイナリーガイドの「ばたやん」こと田畑茂人です。
ご紹介したいワインがあります。
10Rワイナリーの2014年ケルナー「塞翁が馬」です。
写真では、エチケットがハッキリ見えなくてすいません。。。
有名な方なので知っている人も多いと思いますが、アメリカのナパ、栃木県のココファームを経てワイナリーを開設しました。
原料のぶどうは、余市の登(のぼり)に農場を持つ藤澤さんが育てたもの。
2014年は夏の高温少雨で糖度が上がったうえに、秋の霧で貴腐が出てさらに糖度が高まったぶどうが収穫されました。
このぶどうをブルースさんは、自然酵母による超長期発酵という方法を選択。糖度が高くなかなか発酵が終わらず、結果として「超長期」になったとも言えますが。
そこでワインに付いた名称が「塞翁が馬」。信じて待つ。美味しくなる、発酵は成功するとぶどうの力を信じて待った結果が、このワインです。
ワインは味や香りを楽しむのは当然なのですが、ワインが持つストーリーを楽しむ要素が大きいと思いませんか?
ワイナリーにもストーリーがあります。携わる一人ひとりにストーリーがあります。
そして、ワインによって縁を得た人と人が新しいストーリーを作り始めます。
ここをお伝え出来るガイドができるよう、勉強します。
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