「長い長い殺人」 宮部みゆき 著
友達にオススメしてもらった一冊。
不審な事件が起き、
その周囲にキナ臭さが漂い、
また新たな事件へと発展する
よくあるミステリーなのですが、なんと!
主人公はお財布なのです!!!
事件を担当する刑事のお財布だったり、
普通の善良な子供のお財布だったり、
最後は犯人のお財布で〆る。
お財布目線で、起承転結全てが収まる。
そんな斬新な設定。
読むまでは「一体どういう事?」と想像もつかなかったのだけれど、読んだら納得。
改めて宮部みゆきさんの発想力に膝を打った。
発刊自体は四半世紀前。
途中の舞台設定が昭和感漂う所もありますが、設定の斬新さの方が勝りました。
また宮部みゆきさんの最近の作品も読んでみたくなりました♪