同志社大学・現代文の出典2012-2010 | 京都の講師の雑記録

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同志社大学といえば、全国屈指の名門・難関私立大学です。

その現代文の入試問題の出典は、大学入試の中では、なかなか粒ぞろいです。
各分野で高い評価を得ているような著作から選ばれています。

かといって、京大のように、やや時代の古い、半古典的な著作というわけでなく、まだまだ現役で話題とされているような作品です。

もともと、大学入試の現代文の多くは、大学で教科書とされる本から出題されています。
しかし、それにしても、最近の私大の入試などは、あまりに安易に、あまりに教科書的な文章が出され、日本語表現や文章構成のレベルが未熟な文章が多いように思います。

受験生の読解力が下がっているのに合わせ、読むのに力のいる文章は諦めて、中学入試レベルの文章が出題されることも、珍しくありません。

同志社の現代文は、かなりの長い部類に入ることで知られていますが、長さだけでなく、質の面でも、比較的安定していると思います。

また、同志社は国語の配点150点で、現代文が90点。そのうち30点前後が1題の記述問題の配点とされています。
この辺からも、同志社が国語を重視していると言えると思います。

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以下、具体的に書題をあげていきます。

比較的、手に入りやすい本も多いですから、「大学入試はこんなところから出題されるんだ」と思って
見てもらえればよいと思います。

【2012】
古東 哲明『瞬間を生きる哲学』 筑摩選書,2011.3 /文,経済
山竹 伸二『「認められたい」の正体 ― 承認不安の時代』 講談社現代新書,2011.3 /商,神,心理
山口 裕美『観光アート』 光文社新書,2010.10 /文化情報(文系),政策,スポ科(文系)
吉村仁『強い者は生き残れない』 新潮選書,2009.11 /社会
久遠 さら『なぜ今どきの男子は眉を整えるのか』 幻冬舎ルネッサンス,2011.4 /法,グローバル

【2011】
竹内 整一『 『かなしみ』の哲学』 NHKブックス,2009.12 /文,経済
米山 親能『五感 混合体の哲学』 叢書・ウニベルシタス,法政大学出版局1991.5 /商,神,心理
大嶋 仁『日本人の世界観』 中公叢書,2010.4 /文化情報,政策
鷲谷 いづみ『〈生物多様性〉入門』 岩波ブックレット 785,2010.6 /社会
青柳 いづみこ『音楽と文学の対位法』 中公文庫,2010.5 /法,スポーツ健康科
日高 敏隆『世界を、こんなふうに見てごらん』 集英社,2010.1 /全学部日程

【2010】
福岡伸一『動的平衡』 木楽舎,2009.2 /商,神,心理
増田聡「電子楽器の身体性」(山田陽一編『音楽する身体――〈わたし〉へと広がる響き』昭和堂収載),2008.12 /文化情報,政策
西村清和『現代アートの哲学』  哲学教科書シリーズ、産業図書,1995.10 /社会
内山節『怯えの時代』新潮選書,2009.2 /法,スポーツ健康科
原克『流線形シンドローム』紀伊國屋書店,2008.2 /全学部

【2009】
喜志哲雄『喜劇の手法 笑いのしくみを探る』集英社新書,2006.2 /文,経済
斎藤孝『息の人間学』世織書房,2003.4 /商,神,心理
若林幹夫『社会学入門一歩前』NTT出版ライブラリーレゾナント,2007.9 /文化情報(文系),政策
上田篤『庭と日本人』新潮新書,2008.1 /全学部日程(文系)
平川克美『株式会社という病』NTT出版ライブラリーレゾナン,2007.6 /法,スポーツ健康科学

【2008】
斎藤慶典『哲学がはじまるとき』ちくま新書,2007.4 /文,商
大熊孝『増補 洪水と治水の河川史』平凡社ライブラリー,2007.5 /経済,神
加藤周一『日本文化における時間と空間』岩波書店,2007.3 /生命医科,文化情報,政策
田中淳夫『割り箸はもったいない?』ちくま新書,2007.5 /理工,社会
中川理「環境問題としての風景論」(『都市・建築の現在 (シリーズ 都市・建築・歴史)』東京大学出版会,2006.8) /法,スポーツ科学
山崎正和『装飾とデザイン』中央公論新社,2007.6 /全学部日程(文系)