

北朝鮮の朝鮮中央通信はこのほど、夏バテを防止するため、精がつく料理を出す食堂が人気を集めていると伝え、その筆頭に「タンコギタン(犬肉スープ)」を挙げた。
犬肉は北朝鮮で俗にタンコギ(甘い肉)と呼ばれている。
韓国や北朝鮮では、真夏に訪れる3回の庚(かのえ)の日を「初伏」(今年は7月13日)、「中伏」(同月23日)、「末伏」(8月12日)、総称して「三伏」と呼び、精がつく料理を食べる習慣がある。
日本で土用の丑(うし)の日にウナギを食べるのと似た習慣だ。
犬肉スープは韓国では「補身湯(ポシンタン)」と呼ばれ、犬肉そのものの滋養強壮作用もさることながら、ぐつぐつに煮えたぎったスープで「熱をもって熱を制する」のが夏バテに良いとされる。
韓国の通信社、聯合ニュースによると、ある脱北者は「北では貧しい人でも三伏の日には食堂で犬肉スープを食べる。北では(韓国のように)加工肉を使用するのではなく、生肉を使用するため、食堂に行かないと犬肉スープにありつけない。裕福な家庭では犬をまるごと買ってきて料理することもある」と話した。
韓国では近年、「かわいそうだ」と犬肉を敬遠する人が増え、犬肉スープを出す食堂も路地裏に追いやられたが、北朝鮮では今も真夏の最高のごちそうだ。
2013/07/17
[サーチナ]