「財閥の令嬢」だと偽り、姫路市内の高齢女性らから預金名目で集めた現金をだまし取ったとして、兵庫県警生活経済課と姫路署は12日、詐欺の疑いで、島根県浜田市の無職新井(にい)紀代美容疑者(65)を逮捕した。
捜査関係者への取材で分かった。
捜査関係者によると、新井容疑者は姫路市出身。
同市内の知人など高齢女性を中心に預金を募り、約45人から計約3億6千万円を集めていた。
うち約1億7千万円は利息などとして一部の高齢者らに分配しており、同課などは残りの約1億9千万円を詐取した疑いがあるとみて調べる。
今回の逮捕容疑は2009年8月、姫路市内の女性(69)に対し「私は大金持ち。お金を預けてもらえば月5%の利息を渡す」などと持ち掛け、預かった500万円を詐取した疑い。
捜査関係者によると、新井容疑者は「溝内」という姓を名乗り、「自分は三井財閥の娘」などとうそをつき、02年ごろから約10年間で、同市内の高齢者を中心に1人当たり数万~4千万円を集めていたとみられる。
当初は利息を払っており、評判を聞きつけて口コミで広がったという。
現金を預けた女性が「お金が返ってこない」と姫路署に相談し、被害が発覚した。
2013/6/12
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