床下点検の訪問販売をめぐり、高齢者が虚偽の内容を記載した書類を渡された特定商取引法(特商法)違反事件で、愛知県警は12日、シロアリ駆除名目で代金をだまし取った詐欺と特商法違反(不実の告知、虚偽書面の交付)の疑いで住居不定、訪問販売業「祐綾設備」経営の中野和明容疑者(44)を再逮捕した。
逮捕容疑では、昨年9月10日、名古屋市港区の男性宅を訪問。
応対した妻(82)に「床下に湿気が多い。シロアリが来るから、乾燥剤をまかないといけない」とうそを言い、11日と27日の2回、床下に乾燥剤をまいて計96万6千円をだまし取ったとされる。
契約時の書面に、会社の事務所が存在しない住所を記載していた。
県警によると、中野疑者は「前のことなので覚えていない」と認否を留保している。
同容疑者は祐綾設備の従業員3人とともに高齢者宅を訪問。
はじめは「下水設備の補修と配管洗浄をさせてください」と話して上がり込み、床下の点検を勧誘。
必要のない乾燥工事の契約し、ずさんな作業をしていたとみられる。
県警はほかに少なくとも3人の被害者がいるとみている。
中野容疑者は先月23日、同市瑞穂区の男性(86)と床下点検を名目にシロアリ駆除などの契約をした際、虚偽を記載した書面を渡した特商法違反容疑で逮捕された。
2013年6月12日
[中日新聞]
