
大手旅行各社が日本を訪れる外国人旅行者向けの商品展開を強化している。
政府が成長戦略の一環として、年間800万人の外国人旅行者を2000万人に増やす方針を打ち出し、東南アジア諸国のビザ発給要件を今夏にも緩和することを踏まえた動きだ。
金銭的にゆとりがあり、滞在中の日程を自由に決められる外国人の個人客をターゲットにしているのが特徴で、「富士山」や「食」などをテーマに満足度を高めようと躍起だ。
最大手JTBは6日、外国人旅行者向けに富士山に登る「プライベートツアー」を発売した。
日程は1泊2日から3泊4日で、価格は7~8合目の山小屋の宿泊代、登山用具レンタル代も含め10万~30万円。
決して安くはないが、外国語のできる登山専門ガイドが付き添い、下山後は温泉と懐石料理も楽しめる。
JTBは「世界遺産登録でさらに外国人客が増える」(広報室)と期待している。
KNT-CTホールディングスは、傘下のクラブツーリズムで、サクランボ狩りや和牛など外国人に人気の高い「日本の食」を売りにした1万円前後の日帰りバスツアー販売を強化。
今年1~5月の外国人向けバスツアーの売れ行きは前年同期比で2倍超と好調で、台湾や香港に加え「タイ、マレーシアのお客さまが目立つ」(広報担当)という。
2013/06/08
[JAPAN TIMES]