

トルコ西部イスタンブール中心部のタクシム広場周辺で1日、警官隊が前日に続き、反エルドアン政権のデモ隊と衝突、催涙弾を撃ち込んだ。
2日間で1000人近くが負傷したとの情報もある。
エルドアン首相は1日、デモのきっかけとなった広場近くの公園取り壊し計画を撤回しない方針を強調しており、混乱が続けば、イスタンブールが目指す2020年夏季五輪の招致に影響が出る可能性もある。
タクシム広場近くの公園取り壊しに反対するデモが5月31日、エルドアン政権批判にエスカレートし、警官隊との衝突に発展。
60人以上が拘束された。
トプバシュ・イスタンブール市長は、デモ隊が「政治的目標」を持った人々に操られていると批判した。
エルドアン首相が率いるイスラム系与党、公正発展党(AKP)は02年に政権を獲得して以降、イスラム化を推進している。
5月下旬には、アルコール製品の販売を規制する法案が国会で可決されたばかり。
世俗派勢力の反発が強まり、今回の衝突につながったとみられている。
エルドアン首相は、憲法改正で大統領の権限を強化した上で、自ら大統領に就任することで「超長期政権」を目指しているとされる。
首相のこうした権威主義的な志向を批判する声も高まっている。
2013/06/01
[エルサレム・AFP]