
米ハーバード大学医学部の張雪紅(ジャン・シュエホン)博士の研究チームは、女性7万6000人と男性3万人を対象に、体重、1日の合計睡眠時間、いびきをかくかどうかなどについて調査を実施、がん罹患率との関係について研究を進めた。
研究期間中、被験者の1973人が腸がんを患っていた。
研究の結果、1日の睡眠時間が9時間以上の人は、7時間前後の人と比べ、大腸がんにかかるリスクが1.4倍から2倍になることが明らかになった。
睡眠時間が多すぎる上、体重が基準値をオーバーしており、よくいびきをかく人の場合、がん罹患率はさらに高かった。
研究者は、「睡眠時にいびきをかくことで、気道が閉塞して呼吸が停止、睡眠の質が落ち、間欠性酸欠状態に陥る。
すると、悪性腫瘍が増殖する危険性がもたらされる。
質の良い睡眠が取れなかった場合、それを補うためにもっと多くの時間眠ろうとして、悪循環に陥ってしまう」と指摘。
また、質の高い睡眠を確保することが健康にとって極めて重要であることから、「成人の睡眠時間は毎晩7、8時間が理想的で、多すぎても少なすぎても健康にとってはマイナスだ。
睡眠に問題があると感じている人は早めに医師の診察を受け、問題を解決することが望ましい」と提案している。
2013.5/12
[英紙デイリーメール]