秘境への誘い<黒部渓谷鉄道> | バタチャンの「徒然擬草」

バタチャンの「徒然擬草」

世界の街角散策と鉄道の旅

宇奈月温泉から黒部渓谷を遡って欅平までの20km余りを

一時間以上かけて運行しているのが、軌間762mmの黒部

渓谷鉄道だ

大井川鉄道、箱根登山鉄道と並ぶ我が国の代表的山岳観光鉄道
バタチャンの「徒然擬草」

元々、関西電力が黒部川の電源開発の為に敷設した、建設・維持

管理用の鉄道で欅平から上流の黒四地下発電所まで伸びている

しかし殆どが地下で終着も発電所なので客扱いはしていない

バタチャンの「徒然擬草」
乗車したのは、11月初旬で冬の運休間近の小雨交じりの結構

肌寒い日であったように記憶している

チケットの予約は吹きっ曝しのトロッコ車両であったが、往復

とも屋根・窓付きに変更した夏はともかく、晩秋は窓付きに限る
バタチャンの「徒然擬草」
この年の紅葉は、例年になく不調であると麓で聞いてはいたが

確かに全く期待外れであった

バタチャンの「徒然擬草」
冬季には翌年雪解けまで全線運休となるその間、発電所へ徒歩で

往来する人の為に線路に平行に隧道が整備され、沿線の所々

で車窓から確認できる

この様な素晴らしい鉄道を一般に開放している関西電力の英断を

称えたい(私用としては不要な様々な安全基準を満たさなければ

ならない)


多段スイッチバックのある国交省所管の立山砂防工事専用軌道等

も一般公開(限定で見学はOK)を検討して貰えればと思う次第だ
バタチャンの「徒然擬草」