さて。またしても後輩ちゃんからお借りしたハジメマシテの作家さんの本です。
本書のタイトルでシザーハンズ を思い出してしまった・・
が、ストーリー自体は違うのね。結構グロかったですよ。
後輩ちゃんはカワイイ顔して読む本がグロイ・・どうしてそんなにギャップがあるんだ!!
殊能 将之著 (講談社文庫) 『ハサミ男』
内容:美少女を殺害し、研ぎあげたハサミを首に突き立てる猟奇殺人犯「ハサミ男」。三番目の犠牲者を決め、綿密に調べ上げるが、自分の手口を真似て殺された彼女の死体を発見する羽目に陥る。自分以外の人間に、何故彼女を殺す必要があるのか。「ハサミ男」は調査をはじめる。精緻にして大胆な長編ミステリの傑作。 |
あらやだ。これ映画化していたんですね?でもなんだか原作とは違うテイストのようです。映画化・・これを映画化する必要がどこにあったのかは全く分からないわ。
あらまぁこの装丁も北見さんだ!本当になんだか最近は北見さんの装丁の本ばっかり読んでいるような気がするなぁ
世間を騒がせた美少女を殺害し、その首に研ぎあげたハサミを首に突き立てるという残虐な殺人事件から半年。【ハサミ男】は3人目のターゲットを定め、ターゲットを調査し始める。しかし調査して数日、その少女の自宅近くの公園でターゲットにしていた少女の死体の第1発見者になってしまう。
その少女の死体の首には研ぎあげたハサミが突き刺さっている。 なぜ 自分は殺していない--
【ハサミ男】の中にいるもう一人の人格【医師】の助言により、少女を殺した犯人を捜しはじめる
うーんと私は残念ながらちょっと乗り切れなかったです。
【ハサミ男】が自殺願望者で色々な自殺方法を試すのですが、読んでるだけで胃が悪くなりそう(煙草を1箱分鍋で煮詰めて一気飲み とか)(><)
でも【ハサミ男】と別人格の【医師】の会話や【医師】の蘊蓄(?)を読むのは楽しかったかな
ちょっと面白くなっては中だるみ、面白くなりそうな気配はするけどまた中だるみ・・ というのの繰り返し
ラストは広げすぎた風呂敷を仕舞えきれずに終了 という感じで納得いかなかった
後輩ちゃん自身も「あんまり期待しないでください」と言って貸してくれた本だったのでまぁ予想通りだったかな(失礼)