恩田 陸著 蒲公英草紙-常野物語- | バステトの本ブログ

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本はネタバレしまくりなのでご注意を☆好きな作家は恩田陸、五條瑛、柴田よしき、今野敏、三浦しをん、よしながふみ、伊坂幸太郎、北村薫

 そうそう。昨日、後輩(私の困った後輩じゃなくいつも本を貸してくれる後輩)と晩ご飯を食べに行きまして、そしたら彼女、爆発したんですよ(笑)
色々と腹に据えかねていたことがあったらしく、「すみません!私今からすごーく性格悪くなりますけど許してください」って宣言したと思ったら爆弾発言飛び出す飛び出す(笑)
ってこれは主に私の困った(元)後輩に対してのトークだったんですけどね。。
 私の(あぁややこしい!爆弾発言した後輩をA、困った後輩をBとします)部署は他の階との連携はないし、あるとしても私のみが経理とかとやりとりがあるくらいなので、AがBにそんな腹を立てているなんて思いもしなかった。。
 自分ばかりがAの言動に腹を立てたりしているのかと思っていた。あぁ視野が狭かったなぁ・・・Aがそんな嫌な思いをしていたのに気づかなかった。。ごめんA! と思いながら聞いていました。
 Aは逆に自分の階の女性陣だけがBの被害にあって嫌な思いをしていたのだと思っていたそうで、「○○さんはどうしてBさんとあんな風に接することができるんですか?」と聞かれてしまいました。
「いやぁ、私だって嫌なおもいは沢山したよ、、そりゃ・・・」と話すと私の知らないところでBは色々やらかしてくれてるそうで・・・あぁ!手綱の緩い私を本当にナメてたんだなぁBは、、と呆れてしまった。。

あら、すみません全然話が違うところに。。本の感想を書きたかったのに私ったら!!
 またまた恩田さん。これはちゃんと自分で購入しました~☆
私はハードで購入したんですけど、布のザラザラした手触りがお気に入りだったので文庫の表紙にちょっと残念だったかも。。
いつも思うんですけど、ハードカバーの表紙デザインを越える文庫デザインってあんまりお目にかかったことないなぁ・・・

恩田 陸 蒲公英草紙-常野物語-
恩田 陸著 (集英社文庫) 『蒲公英草紙-常野物語-』
 内容:青い田園が広がる東北の農村の旧家槙村家にあの一族が訪れた。他人の記憶や感情をそのまま受け入れるちから、未来を予知するちから…、不思議な能力を持つという常野一族。槙村家の末娘聡子様とお話相手の峰子の周りには、平和で優しさにあふれた空気が満ちていたが、20世紀という新しい時代が、何かを少しずつ変えていく。今を懸命に生きる人々。懐かしい風景。待望の切なさと感動の長編。


蒲公英ってだけあって(?)ほっこり優しい中にも戦争の静かな足音が聞こえる。これから戦争に国が独走し始め美しい景色や人の心を破壊していくんだなぁと思うとラスト私は涙が出てしまうんですよねぇ(><)

 ある田舎の大事主の末娘・聡子。身体が弱いけど美しく聡明な女の子。
 ある日、常野一族で人の記憶や感情をそのまま「しまえる」春田一家が聡子の家にやってくる。聡子の話し相手としてお屋敷に上がった峰子が聡子の様子を書き留めた蒲公英草紙という日記。。

あ~全然巧く言えないけど本当にすごく優しくて切ないお話でした!

常野物語シリーズで、順番的には、『光の帝国』→『蒲公英草紙』→『エンド・ゲーム』となっていますが、どこから読んでもイイシリーズですよ~☆