柳 広司著 ジョーカー・ゲーム | バステトの本ブログ

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上司との耐久レース面談にくたびれましたが、昨日上司のいない間に部署の先輩と話せたのでちょっと心が軽くなりました。
 先輩。ご自身もものすごーーく不機嫌な顔で面談から帰ってきたのに(この先輩は2時間コースでした)色々気をつかってくださってありがとうございました。感謝です。。

 それから、コメント下さったブログのお仲間様にも深く感謝しています。本当にありがとうございました。

ジョーカー・ゲーム 柳 広司著 (角川書店) 『ジョーカー・ゲーム』
 内容:結城中佐の発案で陸軍内に設立されたスパイ養成学校“D機関”。「スパイとは“見えない存在”であること」「殺人及び自死は最悪の選択肢」。これが、結城が訓練生に叩き込んだ戒律だった。軍隊組織の信条を真っ向から否定する “D機関”の存在は、当然、猛反発を招いた。だが、頭脳明晰、実行力でも群を抜く「魔王」―結城中佐は、魔術師の如き手さばきで諜報戦の成果を挙げ、陸軍内の敵をも出し抜いてゆく。東京、横浜、上海、ロンドンで繰り広げられる最高にスタイリッシュなスパイ・ミステリー。


 再読、やっとできました。勉強もせねばならないので一冊を30分で再読しましたけど「あぁそうだ!こんなに素敵な話しだったわよ!!」と改めて感動。

試験が終わったら絶対丁寧に読み返す。

 再読して気づいたんですけど、私「結城中佐がかかかかかっこいーー!」と大フィーバーしていたのです。

しかし実際結城中佐は全然出てこない。一編の話しの内に多分1ページ分も出てこないんじゃなかろうか。
 なのに!この存在感!!!D機関の訓練生はあまり印象に残らないのに(一編一編が彼らの諜報活動の話しだっていうのに)ちょこっと登場する結城中佐の存在感は絶大です。

 軍人の多くは田舎者をバカにして信用しないのに対して、D機関の長である結城中佐は地方人(しかし一流の大学の卒業生で超一流の頭脳の持ち主)を超難解かつ奇妙な試験でふるいにかけ、徹底的で完璧なスパイを創り出します。

この訓練生達もスゴイのです。
「オレにはこれくらい出来なければならない」という過剰なまでの自己意識が強いだけに、軍人上がりでも弱音を吐きそうなくらいの厳しい訓練にも鼻歌交じりにこなしていきます。

 結城中佐への株が(私的に)一気に急上昇したのは最終話の XX(ダブル・クロス)。

軍人の自分に疑問を感じていた男に結城中佐が声をかけD機関でスパイの訓練を受ける。
しかしある事件がきっかけで「やはり自分はD機関の他の訓練生のようにはなれない」と自覚して軍人に戻ることを結城中佐に告げる。この時の結城中佐の一言
「死ぬなよ」
に危うく涙が出そうでした。

角川文庫から出版されている『新世界』を読みたくて探してるんですがどーーしても見つからない!!!
読みたい!すっごく読みたい!!!