北森 鴻著 花の下にて春死なむ | バステトの本ブログ

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本はネタバレしまくりなのでご注意を☆好きな作家は恩田陸、五條瑛、柴田よしき、今野敏、三浦しをん、よしながふみ、伊坂幸太郎、北村薫

伊勢&熊野への超強行スケジュールは大変満足でありました☆
写真を含めて明日にでも旅の感想を書こうと思います☆

さて。旅先というのは私にとっては寝不足との戦いだったりします。たまに上手に就寝できれば熟睡できるのですが、隣りで寝ている友人が寝返りを打ったりごそごそ動かれるともうダメ。全然眠れないのです↓↓
今回は上手に眠ることができず夜通し読書していました☆

恵さん含め、ブログのお仲間さんの間でか~なり評判の良いこの<香菜里屋シリーズ>!!

花の下にて春死なむ 北森 鴻著 (講談社文庫) 『花の下にて春死なむ』
 内容:年老いた俳人・片岡草魚が、自分の部屋でひっそりと死んだ。その窓辺に咲いた季節はずれの桜が、さらなる事件の真相を語る表題作をはじめ、気の利いたビアバー「香菜里屋」のマスター・工藤が、謎と人生の悲哀を解き明かす全六編の連作ミステリー。第52回日本推理作家協会賞短編および連作短編集部門受賞作。


三軒茶屋のある路地に等身大のぽってりとした提灯がともる。ドアを開けると「香菜里屋」のマスター・工藤が出迎えてくれる。。

アルコールのあるところには近づけもしないアルコールアレルギーの私でも、実際この「香菜里屋」があれば多分通い詰める(笑)

 4種類の度数の違うビールを用意してあるらしいこのバー。そしてマスター・工藤が出してくれる数々の美味しそうな料理!!!この料理っていうのが本当に文章の中から今にも匂いが漂ってきそうなほど美味しそうなレシピの数々なんですよ(>3<)
 伊勢の美味海鮮料理で120%お腹がいっぱいになっているというのに読んでいると涎が出てきそうになりました。

香菜里屋の常連客が抱えている問題や、疑問を工藤は解き明かしていくわけなのですが、、この小説の内容、工藤でかなり温かい雰囲気でフォロー(?)入ってますが、内容は割とシビアなものが多いです。

 でも、バーの常連客ってくらいだからみんなちゃんと大人なんです。だからなのかな。工藤が一生懸命説得するとか諭すってことはしない。ただ事実や工藤自身の考えを率直に話し、それを含めて問題を工藤に相談したお客は自分の中で気持ちの処理をするんです。(うまく表現できませんが・・・)

 それでもシビアな問題なのになんとなく最後は温かい気持ちで納得することができるのは、工藤のさりげない心遣いや雰囲気・言葉遣いが行き届いているからだと思います。

度肝を抜くようなトリックがあるわけでも、犯人との緊迫したやりとりがあるわけでもないけれど、すごく魅力的なシリーズでした☆

旅館に泊まった2日間は、眠い!だけど友人の寝相と寝言&寝息が気になって眠れない!!! という状態の私に最適な本でした。良かった~香菜里屋シリーズ持っていって♪シリーズ、まだ未読なのがあるので嬉しいな♪4巻でこのシリーズ終わってしまうらしいけど、もっと読んでいたいよーー!<那智シリーズ>同様、ずーーっと読んでいたいシリーズです☆