|
田辺 青蛙著 (角川ホラー文庫) 『生き屏風』
内容:村はずれで暮らす妖鬼の皐月に、奇妙な依頼が持ち込まれた。病で死んだ酒屋の奥方の霊が屏風に宿り、夏になると屏風が喋るのだという。屏風の奥方はわがままで、家中が手を焼いている。そこで皐月に屏風の話相手をしてほしいというのだ。嫌々ながら出かけた皐月だが、次第に屏風の奥方と打ち解けるようになっていき―。しみじみと心に染みる、不思議な魅力の幻妖小説。第15回日本ホラー小説大賞短編賞受賞作。 |
スプラッタモノは大嫌いな私がホラー文庫を読むなんて、岩井志麻子の『ぼっけえ、きょうてえ』
以来なんじゃないかな。。
あー怖かった。今リンク貼るのに『ぼっけえ、きょうてえ』の表紙見ちゃってゾワっとしました。あのイラスト(?)怖いからなるべく見ないようにしてるんだけどな~・・動悸がしてきた(汗)。。
で、この『生き屏風』なんですけど、なんていうか、『しゃばけシリーズ』にちょっと似ているものを感じます。
人とも妖怪とも距離を置いて暮らしている妖鬼の皐月の深い孤独が描かれていると思うんですけど、物語の全体としてはなんだかホンワリしていて穏やかな気持ちになれる小説です。
どこかで見たことがあるような、そして思わず懐かしくなってしまうような風景が描かれているのも和む要因の一つだと思います。
う~ん。難しいな。。えっと。。恩田陸著『蒲公英草紙』
や上橋菜穂子著『狐笛のかなた』
で描かれているような村の雰囲気が好きな方にはお勧めしたい作品だと思います☆
だめだな。。全然伝わらないよな・・・
でもまぁそんな感じの話しなんですよ(なげやりでスミマセン)
皐月は屏風に取り憑いた奥方の相手をしに屋敷に行くんですけど、そのやりとりも最初は奥方の我が儘に困ってしまう皐月なんです。
だけど話しているうちに奥方の孤独も感じるようになる。
奥方の最後の願いを叶えてあげたときにはあまりに美しい状景が目の前に浮かんで満員電車の中にいた私はウットリしちゃいました。(たぶん目がうつろだったなあのときは(怖))
そのほか、菊の精の話しや、猫先生、妖狐。どれも魅力的な話しでしたよ!全体的に心温まる物語でとても好きな作品でした(^^)
これ、続きものなのかな? 続きものだったらいいな~。
