寒いと機嫌の悪さに拍車がかかり、心が荒むので(笑)心の平和を求めて、心安らぐ小説を読んで今日は出社しました。
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梨木 香歩著 (新潮社) 『家守綺譚』
内容:たとえばたとえば。サルスベリの木に惚れられたり。床の間の掛軸から亡友の訪問を受けたり。飼い犬は河瞳と懇意になったり。白木蓮がタツノオトシゴを孕んだり。庭のはずれにマリア様がお出ましになったり。散りぎわの桜が暇乞いに来たり。と、いった次第の本書は、四季おりおりの天地自然の「気」たちと、文明の進歩とやらに今ひとつ棹さしかねてる新米精神労働者の「私」と、庭つき池つき電燈つき二階屋との、のびやかな交歓の記録である。 |
この本は文庫も新潮文庫から文庫も出ています。500円未満で確か買えたハズ。私はハードカバーのこの和っぽい装丁が好きだったのでどっちも買いました(爆)
この本の帯にの売りもんく(?)がまた素敵で、 これは、ついほんの百年前の物語 と書かれてありまして、その文章に惹かれて購入したと言っても過言ではないかも(編集者様!ナイスでしたぞ(笑))
この小説。なんていうか本当に素敵です。
古きよき日本感がとてもよく出ている一冊。 日本の伝統物をこよなく愛する私のお気に入りの一冊。
のんびりとした日々の中で淡々と不思議な事が起こります。百日紅の木に主人公の「私」が懸想されたり、亡くなったはずの「私」の友人がある雨が降った日に掛け軸の中から舟を漕いで現れたり・・・
この小説の中で一番好きなのが、主人公の「私」が、どんなに不思議な事があっても大騒ぎせず、「ははぁ。なるほど」と、自然にどんなことでも<不思議>として受け入れてしまうところです。
現代ではなくなりつつある風習(??)の狐に化かされるとか、、がそのまま生きていて、とても面白いです。
日本の奥ゆかしい文化が反映されていてとても美しい(^^)
