狐罠  狐闇  | バステトの本ブログ

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本はネタバレしまくりなのでご注意を☆好きな作家は恩田陸、五條瑛、柴田よしき、今野敏、三浦しをん、よしながふみ、伊坂幸太郎、北村薫

北森 鴻著(講談社文庫)『狐罠』
 店舗を持たず、自分の鑑定眼だけを頼りに骨董を商う「旗師」宇佐見陶子。彼女が同業の橘董堂から仕入れた唐様切子紺碧碗は、贋作だった。プロを騙す「目利き殺し」に陶子も意趣返しの罠を仕掛けようとするが、橘董堂の外商・田倉俊子が殺されて、殺人事件に巻き込まれてしまう。古美術ミステリーの傑作長編。





北森 鴻著(講談社文庫)『狐闇』
 魔鏡を競り市で手に入れたことで、宇佐見陶子の運命は変わった。市に参加していた男が電車に飛び込んだのを皮切りに周囲で命を落とす者が続出。陶子は絵画の贋作作りの汚名を着せられ、骨董業者の鑑札を剥奪されてしまう。狡猾な罠を仕掛けたのは誰か。満身創痍の捜査行は日本の歴史の断層に迫っていく。


だ~いぶ前に古本屋(ブック○フとかチェーン店じゃなくて神田とかの由緒正しきの方です)を題材とした小説を読んだのですが、やっぱり古い物を扱う商売には魑魅魍魎が跋扈しているんですねぇ。 この小説(どっちかに)の中で、ダイヤモンドの話もありましたよ。
ダイヤモンドの価値を決めるのはCUT カット Color カラー Clarity クラリティー Carat カラットの4Cで決まりますよね? しかしもう一つの価値が存在します。それはそのダイアモンドを巡ってどれだけ多くの人の血が流されたか・・・
これ、シリーズ本なんですけど、主人公の宇佐見陶子がプライドが高くて、でもそれに見合うだけの実力も努力もあって・・そんな孤高の「旗師」陶子の周りには隙あらば貶めてやろうとする同業者や周りが!!しかし陶子の仕事のパートナーであるカメラマンの硝子の時に叱咤、時に励まされながら骨董の世界を生き抜いていく様がとても逞しく描かれています。
 骨董や美術品、それに伴う歴史の話が中心なので、あまり興味が無い人だと結構厳しいかも・・しかし、必死に受験勉強してきた人からすると結構歴史の懐かしい単語に出会うことができますよ(^^)二巻目の『狐闇』では、物部氏と蘇我氏、平家物語の安徳天皇の入水、仁徳天皇陵の墓と言われている大仙陵古墳。。思わず私は「懐かしいな!」と叫んでしまいましたよ(^^;)
あ~赤間神社に行ってみたい!この本に影響されて、今猛烈に奈良に行きたい!!