娘が看護大に進むと決まって、
正直に言うと、看護師という仕事のことを
「よく分かっていない」というのが本音だ。
入院したときに看護師さんと接することはある。
でも、それは仕事のほんの一部分で、
日常としてどれだけ大変なのかは、外からは見えない。
看護師の仕事は、外からだと評価しにくい
ネットを見れば、
「やりがいがある」「人の役に立つ」「安定している」
そんな言葉はいくらでも出てくる。
一方で、
夜勤、シフト制、体力的な負担、精神的な消耗。
数字では見えないしんどさも確実にある仕事だと思う。
だから、親として簡単に
「大変な仕事だぞ」とも言えないし、
「いい仕事だぞ」とも言い切れない。
やったことのない世界を、
分かったふりで語る方が、よっぽど無責任な気がしている。
収入や待遇は、ある程度“調べられる”
収入面については、
これはネットである程度調べることができる。
平均年収、初任給、夜勤手当。
数字だけを見れば、看護師は
資格職として安定している部類に入ると思う。
ただ、夜勤や不規則な生活を含めて考えると、
「楽して高収入」という仕事ではない。
収入だけで仕事の価値を測れるほど、
単純な職業じゃないとも感じる。
大学と専門・短大の違いは「その後」に出る
看護師になるルートはいくつかある。
大学でも、専門でも、短大でも、
最終的には同じ看護師資格を取る。
初任給に差があるのは、
年齢が違うんだから当たり前だと思っている。
本当に差が出るとすれば、
それはもっと先の話だ。
管理職を目指すのか。
専門性を深めるのか。
進路の幅をどう考えるのか。
ただし現場では、
学歴よりも「続くかどうか」の方が
よっぽど大事にされるとも聞く。
どの進路が正解、という話ではない。
分からないまま、見守るという選択
正直、今も答えは出ていない。
看護師という仕事の本当の大変さも、
誇りも、
娘がその世界に入ってみないと分からない部分が多い。
だから親としてできるのは、
評価することでも、決めつけることでもなく、
理解しようとし続けることなのかなと思っている。
分からないからこそ、
軽々しい言葉は使わない。
それが今の、正直な気持ちだ。