努力や根性は、足せばいいものだと思われがちだ。
でも現場を見ていると、引く判断のほうが結果を分けている気がする。
理不尽に慣れた世代と、説明を前提に育った世代
昔は理不尽の塊だった。
理由は聞けない、納得は不要。
「そういうもんだ」で進んでいた。
今は逆だ。
理由は? 根拠は? ちゃんと説明して。
説明できないものが疑われる空気がある。
この世代ごとのOSの違いが、
一番はっきり出るのが、受験や教育の現場だ。
ここで言う「毒親」
口出しする親のことじゃない。
理不尽を疑わず、子どもを差し出す親のことだ。
- 今が踏ん張りどころ
- ここで手を抜いたら終わり
- 昔はもっと大変だった
努力や我慢を、外から上書きする。
本人の限界や状態より、
空気・世間・評価を優先する。
家庭で見えた「判断の差」
| 判断 | やったこと | 結果 |
|---|---|---|
| 止める判断 | 睡眠時間を最優先 無理な詰め込みをさせない ペースは本人に委ねる |
成績が安定 第一志望に合格 |
| 押し切る判断 | 毎日長時間学習 休むことへの罪悪感を植え付ける |
燃え尽き 直前で失速 |
勉強量でも、塾の数でもない。
判断の差が、最後に残る。
説明は多すぎても、少なすぎても壊す
指導も同じだ。
説明がなければ不安が増える。
説明しすぎれば、自分で考えなくなる。
指導のつもりが、管理に変わる瞬間がある。
それは往々にして、教える側の安心のためだ。
受験は「見えない消耗」が起きやすい
受験にケガはない。
でも、消耗は確実に残る。
- 無気力
- 自信喪失
- やり切った感覚の欠如
「頑張った結果」に見えて、
実は削りすぎていることも多い。
ここで効いてくるのが、線を引く指導だ。
- 睡眠時間を必ず確保する
- 無理を前提にしない
- ペースは本人に委ねる
実際、睡眠を守る方針を徹底する塾ほど、
成績が安定し、第一志望に届く子が多い。
しかも、通塾制限なし・良心的な料金。
地方でも、きちんと結果を出している。
極端が一番壊す
追い込みすぎる親も、
管理しすぎる指導も、
同じところで壊している。
努力が成立する範囲を、越えさせてしまう。
じゃあ、その線は誰が引くのか。
親か、指導者か、本人か。
答えは簡単じゃない。
ただ一つ言えるのは、止める判断が、
最後に結果を残すことがある、という事実だ。