偏差値で高校や進路を選べるのって、
「そもそも選択肢が残っている地域」だけなんじゃないかと思うことがある。
地方では、学力や志望よりも先に、
「通えるかどうか」で進路が決まってしまう現実がある。
地方では、高校そのものが減っている
少子化の影響で、全国的に学校は減ってきている。
特に影響を受けているのは地方の公立高校だと思う。
文科省の統計では、全国の高校数は1990年前後をピークに減少していて、
ピーク時から700校以上減っているという流れになっている。
| 年 | 全国の高校数 |
|---|---|
| 1990年頃(ピーク) | 約5,500校 |
| 2024年頃 | 約4,770校 |
つまり、地方では
「偏差値で選ぶ前に、学校そのものが減っている」という状態になってきている。
偏差値より先に「距離」と「通学」が立ちはだかる
地方では、選択肢が少ない。
その結果、進路を考えるときに最初に出てくるのが、
- 家から通える距離かどうか
- 電車やバスの本数が現実的か
- 下宿や一人暮らしが必要になるか
- 通学定期や交通費を払い続けられるか
つまり、「頭の良さ」よりも「物理的な条件」が先に進路をふるいにかけてくる。
都会と地方で「進路の前提」が違いすぎる
都会なら、同じ偏差値帯の学校が複数あって、
ある程度「選ぶ」ことができる。
でも地方では、そもそも選べる学校が限られている。
偏差値の話をする前に、「現実的に通えるか」が先に決まってしまう。
これは努力の問題というより、
「環境と構造の差」なんじゃないかと思う。
偏差値では測れない「地方の不利」
偏差値って、学力の差は見えるけど、
「距離」「交通」「家計」「選択肢の少なさ」までは映らない。
地方では、
頑張りだけでは埋められない不利が、静かに積み重なっている気がする。
最後に、残る問い
進路って、本来は「夢」や「適性」で選べるのが理想だと思う。
でも現実には、偏差値よりも先に「通える範囲」で決まる地域がある。
これは本人の努力の問題なのか。
それとも、最初から背負わされている「環境の差」なんだろうか。
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