進学の話をしていて、「大学生は増えた」という話を聞いた。 気になって数字を並べてみた。
① 20年前と現在の学生数(進学先別)
| 進学先 | 20年前(約2004年) | 現在 | 変化 |
|---|---|---|---|
| 大学 | 約250万人 | 約295万人 | 増加 |
| 短期大学 | 約20万人 | 約7万人 | 大幅減少 |
| 専門学校 | 約80万人 | 約57万人 | 減少 |
数字だけを見ると、 大学生は増えた一方で、 短大生と専門学生は減っている。
② 今の大学生は、どこに通っているか
| 区分 | 学生数 | 割合 |
|---|---|---|
| 国立大学 | 約62万人 | 約21% |
| 公立大学 | 約17万人 | 約6% |
| 私立大学 | 約216万人 | 約73% |
今の大学生の約4人に3人は私立大学生になる。
③ つまり、何が起きているのか(数字の整理)
- 大学生の人数は 20年前より増えている
- ただし 国立大学の枠が大きく増えたわけではない
- 増えた分の多くは 私立大学が受け皿 になっている
「大学進学が当たり前になった」というより、 「私立大学進学が当たり前になった」 と言ったほうが近い気もする。
④ 数は増えた。でも“安くなった”わけではない
大学生は増えた。 でも、学費の負担が軽くなった実感はあまりない。
むしろ、 「高い私立に進学する人数が増えた」 という構図にも見える。
大学進学の“選択肢”は増えたのか。 それとも、“家計の負担が増える進学”が増えただけなのか。
この数字を見て、どう感じるかは、家庭ごとに違うと思う。
「大学生が増えた」という事実は、 本当に“いい変化”なんだろうか。