結論:大学に入る前から、すでに“勝負の土台”は違っている
都会の子と地方の子は、大学を受ける前の時点で、教育に投下されている「お金」と「環境」がまるで違う。
これは努力の話じゃなく、スタートラインの構造の違いの話です。
地方モデルと都会モデルを、あえて“現実的な仮定”で比べてみる
ここでは、よくある家庭像を2つに分けて比べます。
- 地方モデル:小・中・高は公立中心+塾は最低限(受験期のみ)
- 都会モデル:小・中・高は私立中心+進学塾・予備校をフル活用
| 費用区分 | 地方モデル(公立+最低限の塾) | 都会モデル(私立+進学塾・予備校) |
|---|---|---|
| 学校教育費(小〜高) | 約 543万円 | 約 1,870万円 |
| 塾・受験対策費(小〜高) | 約 180万円 | 約 450万円 |
| 合計 | 約 720万円 | 約 2,320万円 |
同じ「大学に進むまで」でも、
約3倍もの教育投資の差が生まれています。
この差は、どこから生まれるのか
一番大きいのは、私立+塾+予備校という“都会の標準ルート”です。
- 私立の授業料・設備費・行事費は、公立より何倍も高い
- 都会では、塾や進学指導が「当たり前」になりやすい
- 高校では、予備校+模試+季節講習がフルセットになる
一方、地方は選択肢が少なく、
公立+学校中心+必要な時だけ塾という形になりやすい。
結果、費用は抑えられるけど、情報と環境の密度が薄くなる。
つまり「同じ大学を目指す戦い」じゃない
都会の子は、幼少期から 2,000万円超の教育投資という土台の上で受験に挑む。
地方の子は、 700万円台の環境で同じゴールを目指す。
これを「本人の努力」で埋めろというのは、正直フェアじゃない。
ルールが違うゲームを、同じ結果で比べているようなものです。
それでも、地方の親ができること
大事なのは、 「不公平だ」と嘆くことじゃなく、「構造を知ったうえで戦い方を選ぶこと」。
- 大学だけが唯一のルートじゃない
- 就職に強い学校、資格に強い進路もある
- 地域に合った“勝てる道”を選ぶことが戦略
都会のルールで勝てなくても、別のルールで勝てばいい。
それを親が先に理解しているかどうかが、子どもの未来を左右します。
まとめ
・大学に入る前までの教育費は、
地方:約720万円 / 都会:約2,320万円 という現実的な差がある。
・これは能力の差ではなく、環境と投資の差。
・だからこそ、地方の家庭ほど「ルート設計」が重要になる。
知らないまま戦うか、知ったうえで別ルートを選ぶか。
それだけで、子どものスタートラインは変えられる。