普通科の高校に行った親ほど、実は知らない進路がある。
それを、うちは子どもを通して初めて知りました。
■ 私たちの世代の「進路の常識」
私は普通科の高校に進学し、経済大学を出ました。
当時は超氷河期で、高卒での就職はとても厳しい時代でした。
だから、
- 普通科に行く
- 大学に行く
- そこから就職する
このルートが「いちばん安全」だと信じていました。
今も多くの親が、この感覚を持ったままだと思います。
■ でも今は、時代が変わっている
いまは、
- 大卒でも低賃金の会社が珍しくない
- 昇給しない会社も多い
- 良い企業とそうでない企業の差が大きい
正直、大卒と高卒の差をあまり感じない時代になってきていると感じます。
大学に行くメリットって、本当に何だろう?
そう思うことが増えました。
■ 工業高校を通して見えた「別の現実」
うちの子は、普通科に行きたいタイプではありませんでした。
バスケットボールを続けたいという思いもあり、工業高校を選びました。
1年生の頃から、部活の顧問の先生が就職についてとても前向きな話をしてくれて、
先輩たちの話もたくさん聞くことができました。
私自身も、子どもが持ってくる求人票を少しずつ見せてもらっていましたが、
「思っていたより、ずっといい会社が多いな」
と正直に感じていました。
■ 普通科の親がほとんど知らない世界
さらにその先には、企業が自分たちの社員を育てるために持っている「専門部」という仕組みがありました。
これは大学でも専門学校でもなく、
- 企業の現場で学ぶ
- 実務に直結した教育
- しかも給料をもらいながら学ぶ
という、まったく別の世界です。
普通科から大学に行った親の世代からすると、
「そんな道があるなんて、全く知らなかった」
という話だと思います。
■ これは「工業高校すごい」という話じゃない
工業高校から大学に行く子もいますし、専門学校に行く子もいます。
全員が同じルートに行くわけではありません。
ただ、ひとつはっきりしているのは、
「出口として、良い就職先につながる道が実際に存在している」
ということです。
それを、普通科に行った親たちはほとんど知らないまま、
「何になりたいか分からないなら、とりあえず普通科」
と進路を決めてしまうことが多い。
でもそれは、進路を先送りしているだけなのかもしれないと、今は思います。
進学か、就職か。
どの高校に行くか。
大事なのは、その先にどんな出口があるかを、親がちゃんと知っているかどうかだと感じています。