部活が強い高校に行って、先生が勧める大学に進学する。
その流れ自体は、地方ではよく見る光景だと思う。
でもその裏で、今から大きな金額を投資することになる。
私立で下宿なら、ざっくりで1,450万円という数字を背負ってスタートする。
2つのルート
| 進路 | 中身 | 初期の状態 |
|---|---|---|
| 就職に強い高校 | 卒業してすぐ働く | 投資なし |
| 部活強豪校 → 私立大 | 4年間進学 → 就職 | −1,450万円 |
どちらも正解はある。
ただ、スタート地点がまったく違う。
10年後・20年後の現実
高校を出てすぐ働いた子も、普通に昇給していく。
全国平均の昇給率を前提にして比べると、こうなる。
| 10年後 | 20年後 | |
|---|---|---|
| 就職に強い高校(累計) | 2,712万円 | 6,650万円 |
| 部活強豪校→私立大(実質) | 372万円 | 4,478万円 |
大学に行った場合は、最初に1,450万円を背負っている。
だから、同じように働いて昇給しても、
20年たっても追いついていないという結果になる。
地方の就職という現実
地方では、学歴がそこまで効かないことも多い。
だって、ほとんどの人が大学の違いを知らないから。
工業や商業の先生が、
「就職を選ばないのはもったいない場合も多い」と言うのも、
こういう現実を見ているからだと思う。
大学は、自分で就職を頑張る世界。
工業・商業は、学校と企業のラインで就職が組まれている世界。
部活が強い高校に行って、先生が勧める大学に進学する。
それは一つのルートとして存在する。
ただ、そこから今からこの金額を投資して、
地方の就職でそれがペイできるのかどうか。
そこは計算してみる価値があると思っている。
一番いいのは、部活が強くて、就職も強い高校。
それが一番いいんだけどね。