「高校無償化」って言葉だけが一人歩きしてるけど、
実際に子どもを通わせている親の感覚とは、正直ズレていると思っている。
無償なのは授業料だけ。
制服、端末、通学、模試、部活、物価高で全部上がってる。
家計は軽くなっていない。
同じ無償化でも、私立と公立は「商品」が違う
私立と公立を「修学旅行が高い・安い」で比べるのは、ちょっとおかしいと思っている。
行き先がまず違う。海外だったり、遠かったり、ホテルも違う。
中身が別物なのに、金額だけ並べるのはズレてる。
しかも、部活の強豪校だと、修学旅行そのものに行けないことも多い。
練習や試合で。遠征で。
それを「高い・安い」で比べるのは、現場を見ていない数字だと思う。
今は私立の中で、修学旅行先を自分で選べるところもある。
国内、海外、語学、スポーツ。
もう「行事」じゃなくて、教育パッケージの一部なんだと思う。
端末と設備の差は、親が一番わかっている
タブレット自体は悪くない。むしろ便利。
リモートも、宿題の提出も、先生の管理も楽。
でも、公立だと「買ってください」が言えない。
買えない家庭があるから、学校で揃えないといけない。
だから一律導入ができない。
私立は「買ってください」で全員そろう。ここが違う。
体育館のエアコン、製氷機。
私立では当たり前に入っているところが出てきている。
公立ではまだ無い。
ちょっとした差だけど、部活では大きな差になる。
部活の支援構造も違う
私立は、成績に応じて支援額が変わる。
強ければ強いほど、学校が投資する。宣伝になるから。
公立は、県の強化指定校になるかどうかが大きい。
でも今は、その指定に私立もなれる。
公立の“唯一の武器”が薄まっている。
結局、公立の強豪校は保護者会の財布で回っている。
氷、テーピング、クーラー、ウォータークーラー、器具。
私立はそれが学校の経費で用意されている。
都会と地方で、無償化の「効き方」が違う
都会は私立が強い。選択肢が多い。良い生徒が集まる。
無償化のメリットを取りに行ける。
地方はそうじゃない。私立の選択肢が弱い。
良い生徒は公立に流れる。
同じ制度なのに、受け取れる価値が違う。
だから、親は現実的に動くしかない
文句を言ってもしょうがない。
この制度の中で、メリットを取るしかない。
同じ値段なら、設備も環境も整っている私立のほうがいい。
なら、私立を選ぶ。
それが今の合理的な結論になる。
でも、それが地方でどこまで当てはまるのか。
そこに、ずっと引っかかっている。