原付か、車か。佐世保で大学生活の自由度が決まった話
大学生のころ、俺は佐世保にいた。
坂が多い。とにかく坂が多い。
だから原付がないと、普通に生活が大変だった。
最初に取ったのが原付免許。
原付があるだけで、行ける場所が一気に増える。
それだけで「大学生活が始まった」って感じがした。
ただ、原付は原付でいい。
いいんだけど――
雨の日が大変。
冬の日がもっと大変。
行けるけど、行きたくない。
走れるけど、続けたくない。
そういう日が積み重なると、原付だけじゃ限界が来る。
ちなみに俺、原付免許は長崎で取った。
そこで、今でも覚えてる笑い話がある。
筆記試験のあと、実習があるんだけど、
教官がこう聞いた。
「自転車乗れない人?」
県外から来てた俺は、
「そんなやつおれへんやろ」って思ってた。
そしたら、2人くらい手をあげた。
で、教官が後ろ持って走ってた。
それを俺は笑って見てた。
まあ、長崎だしな。
その後、俺は車を買った。
原付は晴れの日なら最強だけど、
雨と冬で一気に弱くなる。
だから車があるだけで、生活の安定感が別物になる。
| 原付 | 車 |
|---|---|
| 晴れは自由 雨・冬で一気にしんどい 行けるけど続かない日が出る |
天候に左右されにくい 夜も荷物も安心 行動が「続く」 |
原付でも生きられる。
でも「楽には生きられない」日がある。
その差が、積み重なると人生の範囲が変わってくる。
これは高校生の話じゃない。
俺の大学時代の話。
佐世保みたいな坂の町では、移動手段って、ただの乗り物じゃない。
行ける場所が変わる。
会える人が変わる。
バイトも遊びも、選べる範囲が変わる。
そして、気持ちの余裕も変わる。
地方では「何に乗ってるか」で、人生が変わる。
佐世保と長崎で、それを体で覚えた。