少子化対策の議論を見ていて、 ずっと違和感がある。
今って、
- 一人目支援
- 出産支援
- 保育無償化
- 一律給付
みたいな話は多い。
でも実際には、
「3人目の壁」
を、 社会全体があまり理解してない気がする。
■ 2人までは“今の生活の延長”で回る
実際、 2人までは、 まだ
「今の生活の延長」
で何とか回る。
例えば、
- 軽自動車
- 子ども部屋2つ
- 今の家
- 今の生活費
の延長で、 まだ成立しやすい。
もちろん大変。
でも、 まだ
「既存インフラ」
で回せる感覚がある。
■ でも3人目から世界が変わる
ここ、 かなり大きい。
3人目って、 単純に
「子ども1人追加」
じゃない。
“生活インフラ変更”
なんだよね。
■ 車の壁
2人までなら、 地方でも軽自動車で何とか回る家庭は多い。
でも3人になると、
- チャイルドシート
- ジュニアシート
- 荷物
- 部活
- 遠征
を考えると、
普通車・ミニバンほぼ必須
になる。
しかも、 車が変わると、
| 項目 | 増加イメージ |
|---|---|
| 車両価格 | +200万〜300万円 |
| 保険・税金 | 年間数万円増 |
| 燃料代 | 年間数万円増 |
| タイヤ・維持費 | 大幅増 |
つまり、
「3人目=固定費構造変更」
になる。
■ 家の壁
ここもかなり大きい。
2人までは、
- 子ども部屋2つ
- 3LDK
でも、 まだ何とか回る。
でも3人目からは、
「部屋3つ問題」
が出る。
特に年齢上がると、
- 男女
- 勉強
- プライバシー
の問題も出る。
だから、
- 4LDK
- 広い家
- 広い土地
が必要になりやすい。
しかも、
| 項目 | 増加イメージ |
|---|---|
| 住宅ローン | +500万〜1,500万円 |
| 家賃 | 月+1〜3万円 |
| 光熱費 | 増加 |
つまり、
「3人目=住宅構造変更」
でもある。
■ 教育費の壁
ここも一気に重くなる。
- 大学時期重複
- 塾
- 習い事
- 部活
が、 同時に来る。
しかも地方だと、
- 下宿
- 車
- 通学費
まで乗る。
だから、 3人になると、
教育費だけで数千万円規模
になる可能性もある。
■ 時間の壁
ここ、 数字に出にくいけど大きい。
- 送迎
- 部活
- 学校行事
- 習い事
が、 物理的に回らなくなる。
つまり、
「親の人生構造」
そのものが変わる。
■ それなのに今の少子化議論は…
今の議論って、
- 一律支援
- 薄く広く
- 綺麗ごと
が多い。
でも実際には、
「3人目から世界が変わる」
んだよね。
しかも、 2人までは人口維持。
でも、
3人目からは人口増側
に入る。
つまり、 社会全体から見ると、
「人口減少を止める側」
になる。
だから本当に少子化対策するなら、
「1人目をどう産ませるか」
だけじゃなく、
「3人育てる現実」
を、 社会全体がもっと理解した方がいい気がする。
少子化って、 理想論より、
「社会を維持できるか」
の話なんだと思う。