少子化対策の議論を見ていて、 ずっと違和感がある。
今って、
- 不公平
- 格差
- 財源
みたいな話が、 最初に来る。
でも、 本当に見るべきなのって、
「社会を維持できるか」
じゃないのかなと思う。
■ 子ども1人にかかる現実のコスト
子育てって、 綺麗ごとじゃない。
現実にはかなり重い。
ざっくりでも、 子ども1人育てるのに、
約2,000万〜5,000万円
近い負担になる可能性がある。
| 項目 | 金額目安 |
|---|---|
| 食費・生活費 | 700万〜1,000万円 |
| 学校・教材・部活 | 300万〜700万円 |
| 塾・習い事 | 200万〜1,000万円 |
| 大学・下宿 | 500万〜1,500万円 |
| 送迎・車・住宅増加負担 | 300万〜1,000万円 |
しかも、 これ全部、
家庭側負担
なんだよね。
■ でも社会側は何を受け取るのか
一方で、 その子どもは将来、
- 働く
- 納税する
- 社会保険払う
- 年金を支える
- 医療や介護を支える
側になる。
平均的な生涯賃金を 2億〜3億円前後とすると、
税金・社会保険料を含めた 国民負担率約45%で考えれば、
1人あたり約9,000万円〜1.3億円規模
の税・社会保険料を支える可能性がある。
■ 差し引きで見るとどうなるのか
かなりざっくり言えば、
| 内容 | 金額 |
|---|---|
| 家庭側負担 | 約2,000万〜5,000万円 |
| 社会側リターン | 約1億円前後 |
つまり、
社会全体は、 家庭が育てた子どもから、 数千万円規模のプラスを受けている
とも見れる。
■ しかも3人目から意味が変わる
ここ重要だと思ってる。
2人までは、 ざっくり人口維持。
でも、
3人目からは、 人口増側
に入る。
つまり、 社会全体から見ると、
「人口減少を止める側」
になる。
しかも3人になると、 現実的に生活構造が一気に変わる。
- 車サイズ変更
- 家サイズ変更
- 食費爆増
- 大学費用重複
- 送迎地獄
- 部活・習い事
つまり、
3人育てる家庭って、 かなり大きな負担を実際に引き受けてる
んだよね。
■ それなのに今の少子化議論は…
今の議論って、
- 一律支援
- 薄く広く
- 綺麗ごと
が多い。
でも、 本当に少子化を止めたいなら、
「3人育てられる社会」
を作る方が、 本質に近い気がする。
■ 「不公平」って本当にそう?
ここも違和感がある。
だって社会って元々、
- EV補助
- 住宅減税
- 企業優遇
みたいに、
「増やしたいもの」 へ政策的に寄せてる
わけで。
なら、 人口維持や人口増に、 強く振るのも、 別におかしくない。
しかも、 子どもを持つか、 持たないか、 大学へ行くか、 行かないか、 ある程度は選択。
だから、 社会が重要だと思う方向へ、 強くインセンティブを付けるのは、 別に不自然じゃないと思う。
■ 「財源がない」も本当?
正直、 ここも疑問。
だって、 子どもって、 将来の納税者。
つまり、
「未来の社会インフラ」
でもある。
だから、 仮に1人1,000万円規模の支援をしても、
将来的な社会リターンを考えると、
「未来への投資」
として見ることもできる。
テレビやネットの議論を見てると、 綺麗ごとが多い。
でも、 実際に3人育てると、
- 金
- 時間
- 自由
- 体力
- 精神力
かなり削る。
だから、 本当に少子化を考えるなら、
「実際に複数育てた家庭」
の現実を、 もっと議論の中心に置いた方がいい気がする。
少子化って、 理想論より、
「社会を維持できるか」
の話なんだと思う。