たまには音楽以外の内容を。

先日、たまたまだけどチャップリンの「独裁者」をみた。
“独裁者に顔が似てるユダヤ人の床屋”に扮するチャップリンが、街から逃げて紆余曲折あって壇上にあがり、独裁者に成り代わってこの演説をする。(聴衆は、変わり身に気づかず独裁者だと思っている)



https://www.youtube.com/watch?v=RzTmkoR6mMQ (チャップリンの史上ベストスピーチ)

それまでのストーリーは全体的にコミカル&シュールに仕立ててあるんだけど、ラストの迫真の演説シーンにひたすら感銘を受けた。

1940年というあの時代にこれを作ったチャップリンは本当に凄いと思った。

上の動画は誰かが編集したもので、現代の様々な問題の動画と組み合わされている。
オリジナルはこのシーンはひたすらチャップリンの演説のみで表現されている。

当時チャップリンの語ったこの内容は、まさに今現在の地球の問題を鋭く言い表しているように思うし、今でこそ沢山の人に届くべきメッセージなのかもしれない。
こんなに力強く、感動を呼ぶスピーチに、僕は衝撃を受けた。

ちなみにトーキー(無声)映画にこだわってきたチャップリンが、初めて言葉を発したのもこの映画のようだ。
恥ずかしながら今までチャップリン作品を観た事がなかったので、
これを機に他のチャップリン作品も見てみたいと思った。