こんにちは。
ベースの森田悠介です。
▼お世話になっている国産ブランドTUNEさん30周年!!ということで、
6月30日(日)15:00から、イケベ楽器さん主催で
森田悠介クリニック、もとい、ミニライブをやらせて頂く事となりました!
ブログの一番最後に詳しく載せております。が、
▼今回はそれにまつわるお話という事で…楽器の話です。
▼僕は今までに様々な楽器を使ってきましたが、特にお世話になっているのが
TUNEという国産のメーカーです。最近は、Phoenixというハイエンドブランドも立ち上げ、オーダーメイドを中心に実に多彩な楽器を作っているメーカーです。
鳴瀬喜博さんの使用で、8弦などの複弦ベースのイメージが強い方もいらっしゃる事でしょう。
しかし、実は歴史の長いブランドでして、さかのぼる事20年以上も前。
80年代の末ごろ、現在は廃盤となっている『GAP』と呼ばれたシリーズが存在したのです。
海外輸出を中心に考えられていたモデルのようでボディの横幅が少し大きいのが特徴、
スルーネックで5弦と6弦のみの仕様だったようです。

▼当時は40万円以上もしていたと言われるこのモデルを、運良く僕は5年ほど前に、楽器屋さんで偶然にも中古で手に入れる事が出来たのです。
GAP518QM
という楽器で、GAPシリーズの5弦、弦間ピッチが18mm、Quilted Maple(キルテッドメイプル)がトップ材
という意味です。
身の詰まった木の鳴り、ブリブリと気持ちよく鳴るミドル、そしてそのボディのシェイプと手触りで、理想のサウンドに限りなく近かったので、ピーンときて即決。
それからしばらく愛用していたのですが、実は中古だったこの楽器、もともとヘッドの付け根ウラにヒビが入っていたのです。

▼それがある日、ひょんな事から倒れた衝撃でヘッドががバックリ折れてしまったのです。
一度は修理してもらうも、運搬中に再び折れるなどして再起不能となり、スルーネック(本体から直接ネックが生えている)モデルのため、ネック交換というアイデアは思いつかず、悲しきかな、しばらく工房に眠っていました。
▼しかし今回、ひょんなきっかけから「ボルトオン」、いわゆるネジ留めで別のネックを装着してやる、というアイデアを思いつきました。
もちろん、本体から生えているネックを切り落とす、、、!という大胆なアイデアです。
そして新たに付け替えるネック部分には、その更に以前に僕が使用していた白いベースのものを流用しました。
(この白ベースはボディ部分がかつて大破したのでこれまた工房で眠っていたのですが、その話は割愛します)

かつての白ベース演奏の図…
▼早速このアイデアをTUNEの社長さんに相談しました。
こんな感じで出来ないだろうか、と。
自分の中では、勝手にこんな拙いイメージ映像を作ったりして、
イメージを膨らませていました。

弦1本多いのはご愛嬌。。
▼そうしたらなんと、信じられないスピードで仕上げて頂きました!!
なんと、アイデアを実現し、みごと復活を果たしたのです!

もともとスルーネックだったので直接ボディからネックが生えていたのですが、それを潔く切り落としてもらい、
新たなネックのハマるポケットを削りだしてもらい、そこにガッチリとネジ留めで新しいネックを装着してもらいました。
ジョイント部分のカーブが素敵です。さらさら。

ボディは、実に20年以上のヴィンテージと言える経年変化。ネックはもっと若いです。




嬉しいので名前を書いておこう。

▼こうして、みごと復活を遂げたGAP518QM『改』。
しばらく、とある場所でこの楽器の試用運転をしてきますが、今後ライブで使用する可能性も高いので是非またそのサウンドを聴いてもらいたいものです。
実現してくれたTUNEさんには本当に、感謝の気持ちで溢れています!
▼さて、そんなGAPシリーズなんですが、とてもレアで今は手に入リにくいシロモノでした。
しかし、今年はTUNEさんがメーカー30周年(!)ということで、
なんとこのGAPシリーズの2013年復刻版を、バックアイバールなど、現在の新しい材で数本だけ制作したとの情報を入手しました。
この楽器を、
6/30(日)
イケベ楽器池袋店4階スタジオで
ミニライブ形式で弾いてみたいと思います!
OPEN14:30/START15:00です。
▼それ以外にも、ブランド30周年記念ということで他にも様々な楽器、たとえばフレットレスやアーム付きベース、
それから同社のハイエンドブランド『PHOENIX』の最新5号機などをステージ上に並べて、デモ演奏を交えて1本ずつ弾きながら、解説をさせていただきます!
▼今回はTUNEの神田社長のお話も交えつつ、またゲストに桑原あい氏を招き、デュオ演奏なども含め、よりこの楽器達の魅力に迫ってみよう、というものでございます。
なんと入場は無料ですが、予約が必要との事なので是非お店に予約をして下さいね。
限定30名様です。
詳細は、こちらのページから!
TUNEブランド30周年Anniversaryイベント第一弾!
TUNE×ROCKHOUSE IKEBE池袋PRESENTS
森田悠介 Mini Live! with 桑原あい
それでは、GAPの試用運転に行ってきます。探さないで下さい。
6/30には池袋でお会いできる事でしょう。

リンク
TUNE official ホームページ
森田悠介
ベースの森田悠介です。
▼お世話になっている国産ブランドTUNEさん30周年!!ということで、
6月30日(日)15:00から、イケベ楽器さん主催で
森田悠介クリニック、もとい、ミニライブをやらせて頂く事となりました!
ブログの一番最後に詳しく載せております。が、
▼今回はそれにまつわるお話という事で…楽器の話です。
▼僕は今までに様々な楽器を使ってきましたが、特にお世話になっているのが
TUNEという国産のメーカーです。最近は、Phoenixというハイエンドブランドも立ち上げ、オーダーメイドを中心に実に多彩な楽器を作っているメーカーです。
鳴瀬喜博さんの使用で、8弦などの複弦ベースのイメージが強い方もいらっしゃる事でしょう。
しかし、実は歴史の長いブランドでして、さかのぼる事20年以上も前。
80年代の末ごろ、現在は廃盤となっている『GAP』と呼ばれたシリーズが存在したのです。
海外輸出を中心に考えられていたモデルのようでボディの横幅が少し大きいのが特徴、
スルーネックで5弦と6弦のみの仕様だったようです。

▼当時は40万円以上もしていたと言われるこのモデルを、運良く僕は5年ほど前に、楽器屋さんで偶然にも中古で手に入れる事が出来たのです。
GAP518QM
という楽器で、GAPシリーズの5弦、弦間ピッチが18mm、Quilted Maple(キルテッドメイプル)がトップ材
という意味です。
身の詰まった木の鳴り、ブリブリと気持ちよく鳴るミドル、そしてそのボディのシェイプと手触りで、理想のサウンドに限りなく近かったので、ピーンときて即決。
それからしばらく愛用していたのですが、実は中古だったこの楽器、もともとヘッドの付け根ウラにヒビが入っていたのです。

▼それがある日、ひょんな事から倒れた衝撃でヘッドががバックリ折れてしまったのです。
一度は修理してもらうも、運搬中に再び折れるなどして再起不能となり、スルーネック(本体から直接ネックが生えている)モデルのため、ネック交換というアイデアは思いつかず、悲しきかな、しばらく工房に眠っていました。
▼しかし今回、ひょんなきっかけから「ボルトオン」、いわゆるネジ留めで別のネックを装着してやる、というアイデアを思いつきました。
もちろん、本体から生えているネックを切り落とす、、、!という大胆なアイデアです。
そして新たに付け替えるネック部分には、その更に以前に僕が使用していた白いベースのものを流用しました。

かつての白ベース演奏の図…
▼早速このアイデアをTUNEの社長さんに相談しました。
こんな感じで出来ないだろうか、と。
自分の中では、勝手にこんな拙いイメージ映像を作ったりして、
イメージを膨らませていました。

弦1本多いのはご愛嬌。。
▼そうしたらなんと、信じられないスピードで仕上げて頂きました!!
なんと、アイデアを実現し、みごと復活を果たしたのです!

もともとスルーネックだったので直接ボディからネックが生えていたのですが、それを潔く切り落としてもらい、
新たなネックのハマるポケットを削りだしてもらい、そこにガッチリとネジ留めで新しいネックを装着してもらいました。
ジョイント部分のカーブが素敵です。さらさら。

ボディは、実に20年以上のヴィンテージと言える経年変化。ネックはもっと若いです。




嬉しいので名前を書いておこう。

▼こうして、みごと復活を遂げたGAP518QM『改』。
しばらく、とある場所でこの楽器の試用運転をしてきますが、今後ライブで使用する可能性も高いので是非またそのサウンドを聴いてもらいたいものです。
実現してくれたTUNEさんには本当に、感謝の気持ちで溢れています!
▼さて、そんなGAPシリーズなんですが、とてもレアで今は手に入リにくいシロモノでした。
しかし、今年はTUNEさんがメーカー30周年(!)ということで、
なんとこのGAPシリーズの2013年復刻版を、バックアイバールなど、現在の新しい材で数本だけ制作したとの情報を入手しました。
この楽器を、
6/30(日)
イケベ楽器池袋店4階スタジオで
ミニライブ形式で弾いてみたいと思います!
OPEN14:30/START15:00です。
▼それ以外にも、ブランド30周年記念ということで他にも様々な楽器、たとえばフレットレスやアーム付きベース、
それから同社のハイエンドブランド『PHOENIX』の最新5号機などをステージ上に並べて、デモ演奏を交えて1本ずつ弾きながら、解説をさせていただきます!
▼今回はTUNEの神田社長のお話も交えつつ、またゲストに桑原あい氏を招き、デュオ演奏なども含め、よりこの楽器達の魅力に迫ってみよう、というものでございます。
なんと入場は無料ですが、予約が必要との事なので是非お店に予約をして下さいね。
限定30名様です。
詳細は、こちらのページから!
TUNEブランド30周年Anniversaryイベント第一弾!
TUNE×ROCKHOUSE IKEBE池袋PRESENTS
森田悠介 Mini Live! with 桑原あい
それでは、GAPの試用運転に行ってきます。探さないで下さい。
6/30には池袋でお会いできる事でしょう。

リンク
TUNE official ホームページ
森田悠介