ベーシストの森田悠介です。
(世界が滅亡しなかった時に備えて、)
今後の音質向上のために
足元のエフェクターに焦点を絞って試奏、実験をしてきました。
機材面で協力して下さったのは
ベース機材交流会でお世話になっている真辺俊輔さんと、
飛び道具系のエフェクターにも精通しているハシカベさんです。

まずはざっとペダルの全貌を。
このままでは混沌としているので、系統で分けていきます。
まず

ほとんどぜんぶ歪み。(笑)
左から順に
【BOSS製 FV-50 WAXX モディファイ&BUFF4内蔵バージョン】
・・・バッファ内蔵アクティブボリュームペダル
これは、9V電池をいれたらアクティブ化して、バッファ機能(つまり音痩せ防止のクリーンブースター)が使える。今回は電池抜きで単純にボリュームペダルとして。
でも、市販の物よりカーブ(vol.の上がり方)が好き!!
【digitech製 BASS DRIVER】
・・・ディストーション、ファズ
これは、普段デジテックのシンセワウを使ってるので操作性が似ていました。
軽めのドライブから激しいファズまでかけられて、結構ザラザラの細かいキレイな歪み方をしてくれて、色々作れるぜ。という印象でした。
【Full tone製 BASS DRIVER MOSFET】
・・・オーバードライブ
これは、がっつり歪ませるよりは原音重視のオーバードライブ感を足したい時に良いかも、と思いました。あたたかい音。右の方にある、「MOSFET」と「なんとか」っていうスイッチを切り替えると歪ませ方の回路が変わるらしいのでしたが、僕にはその音の違いは聞き分けられませんでした。
【BOSS製 ODB-3 WAXXモディファイバージョン】
・・・オーバードライブ、ディストーション
これはもう、踏んだ瞬間「あの音だ!!」とニコニコしちゃう感じ。そう、ぼくはこのペダルを踏んで真っ先にレッチリの「アラウンドザワールド」のイントロを弾いたのです。あの音!!!!笑
とはいえ、オリジナルに手を加えWAXXさんがモディファイする事で、めちゃめちゃノイズが少なくなっていて驚きました。
【BOSS製 METAL ZONE WAXXモディファイバージョン】
・・・ファズ
後述
【Xotic製 Bass BB】
・・・プリアンプ、ブースター
これも、がっつりかけるのではなく軽くかけてやって音の存在感を立たせてやるイメージですね。
【Studio GREAM Brassy Booster&Buffer】
・・・バッファ、ブースター
これは、スタジオ・グリームという九州の小さい工房系ブランドですがいいバッファです!
薄めにかけるとほとんど原音と変わらない感じなのですが、その状態でバンドアンサンブルに入ると明らかにヌケが良くなっている!足元にこの青色ダイオードを光らせておく事で、「安心感」を得られる気がします。確実に、原音より悪くなることは無いです!(痩せないし)
さて歪みですが 後述すると書いた

WAXXモディファイの凄さに衝撃を受けたシリーズその1。
こちら
METAL ZONE。
メタルゾーン。
なめてました。
今度、某曲で咆哮するような歪みの音が欲しくて試したのですが、
高音域がかなり伸びやかで、ディレイとかをかけなくてもかなり伸びてくれる!
そして、強くかけるとファズ特有のウネリ?ケロ~ケロ~、というかウワン、ウワン、、という回転音?みたいな感じが自然にかかるので、ロングトーン系のフレーズでも間延びしないというか、音色がキレイなので充分説得力があるし、色気を足してくれる感じがします。
オリジナルの物はかなり音ヤセするイメージでノイズも多く扱いづらいイメージで、「あぁどんなギターつないでもぜんぶメタルゾーンのおとになるんでしょぉ~?ふーんマリオマリオ」くらいのイメージだったのですが、
このWAXXモディファイを試す事でその考えは払拭されました。
それから

この
【Iron Ether製 Oxide】
・・・ファズ
アイアン・エーテルのオキサイド。
これも素晴らしかった。面白い。
メタゾネよりも、ケロケロいう感じが顕著で、ツマミの微調整でそのパラメータがランダムに変わるみたいです。
乗りこなせたらカッコいいじゃじゃ馬。そして音が、太い!太い!!!
いくつかミドルカットなどのツマミを倒せるようになってますが、そのような事はせずに
太いまま使うのが好みかもしれません。なんといってもLowB弦にいっても音程感が見えます!!
やはりノイズも少なく、素晴らしいですね。ファズに、トーキングモジュレーター的な面白さを加えたユニークなペダルです。
(フレットを滑らせた時のキュイーン、というノイズは、ケロケロフィルターの影響で若干不自然なので向きません。メタルゾーンの方がそれらしくなります。)
続きまして

空間系と、飛び道具。なんとなくカラーリングが上品ですね。総じて。
これも左から、ボリュームペダルはすっ飛ばしまして、
【Taurus製 T-DI】
・・・DI、プリアンプ
これは、キャノンアウトがついているのでこのままDIとして使えるのが良いですね。AVALONなどに比べて小さいし、足元で音作りを完結したい場合は良いですね。
見た目は赤いコウモリの羽根が仰々しく光るので完全にROCKかと思いきや、音は意外に素直です。
上にずれまして
【ARION製 MCH-2 BASS CHORUS WAXXモディファイバージョン】
・・・コーラス
後述
【Strymon製 Blue Sky】
・・・リバーブ
後述
【ARION製 MCH-2 BASS CHORUS 通常仕様】
・・・コーラス
後述
【WEED製 FREEZER】
・・・コーラス
これはまずボディ本体が軽い!!という第一印象。
音は、コーラスのかかる感じが立体的で、複数のコーラスを色々な帯域に分けてかけているような奥行きを感じました。
【BOSS製 SYB-5 WAXXモディファイバージョン】
・・・ベースシンセ
後述
まずコーラス3つの比較は面白かったですね。
さきほどのWEEDに加え

右が、僕の所有している、モディファイ前のもの。ゴミみたいな見た目してますね。
ライブの激しさを物語っています。(?)
しかし、音は意外に良いのですよ!ちょっと不器用な感じと言うか、
キレイすぎず、「この音しか出せん」と開き直ってる感じが好きです。
ツマミ系統もシンプルです。ベース本体のピックアップをリアにしてブリブリな音にすると
より、ベースコーラスらしい音になり、分かり易くかかってくれるので今のところ要所で愛用しています。
左が、モディファイ済のもの。きれいですね。
音も、余計なlowのゴソゴソした雑音のような感じがバッサリ無くなって、
スッキリした感じになります。
音色としては意外に、これはモディファイ前の方が好みかも。
良い意味でチープなアナログ感が、今は好きみたいです。
さあ、ここからが感動コーナー。
ストライモンのリバーブ

素晴らしいですね。ストライモン。美しい音が出ます。やさしい気持ちになれます。
色々なルーム、ホール、などデッドな空間からライブな空間まで選択できる、、ってこの辺は普通のリバーブと一緒なんですが、そのかかり方が今までのもの以上にリアルで、ギターにも凄くあうでしょうね。うっすらかけるだけでも本当にフレーズがふくよかで豊かになりそうです。良いなぁ。良い。
極めつけがこちら
WAXXモディファイの凄さに衝撃をうけたシリーズ第2段。
SYB-5 WAXX mod.

モディファイ前の状態を以前に試奏したことがあって、その時点では一緒に弾き比べたdigitechのBass Synth Wahをチョイスしました。
なぜならタッチワウやオクターバーなど、その時必要だった機能が魅力的だったからです。
しかし、このモディファイ後のSYB-5を弾いた瞬間、笑いが止まらなくなりました。
「なに、この速さ」
そう、今までのベースシンセのペダルはトラッキング(いわゆる処理速度)の遅さが気になっていたのですが
これはもう4フィンガーのフレーズにも余裕で追従してくれる圧倒的な速さを、すぐに感じました。 特に、コロコロとした短めの波形を連打した時によく分かりました。
オクターバー機能は無いですが、内部音源を搭載していてその音源がかなり音程感低く聴こえるので、それをロングトーンするだけでもかなり凄みがあります。Drum'n Bassに合いそう。
これもまた反応が速いので素晴らしい。
求めていた利便性とサウンド、コントロールの良さがそこにありました。
これは欲しい。
およそこの辺りで時間が無くなってしまったのですが、非常に有意義なペダル検証が出来ました。
協力して下さったお二方には感謝です!
さて、今回ご協力頂いた真辺俊輔さんが中心となって
2013年
【1/19(土)ベース機材交流会】が開催されます。
池袋の北口にある新しいライブバーです。
各方面からベーシストが機材を持ち寄り集まります。
さて、年内も残すところわずかですね。
今後の音質向上のために
足元のエフェクターに焦点を絞って試奏、実験をしてきました。
機材面で協力して下さったのは
ベース機材交流会でお世話になっている真辺俊輔さんと、
飛び道具系のエフェクターにも精通しているハシカベさんです。

まずはざっとペダルの全貌を。
このままでは混沌としているので、系統で分けていきます。
まず

ほとんどぜんぶ歪み。(笑)
左から順に
【BOSS製 FV-50 WAXX モディファイ&BUFF4内蔵バージョン】
・・・バッファ内蔵アクティブボリュームペダル
これは、9V電池をいれたらアクティブ化して、バッファ機能(つまり音痩せ防止のクリーンブースター)が使える。今回は電池抜きで単純にボリュームペダルとして。
でも、市販の物よりカーブ(vol.の上がり方)が好き!!
【digitech製 BASS DRIVER】
・・・ディストーション、ファズ
これは、普段デジテックのシンセワウを使ってるので操作性が似ていました。
軽めのドライブから激しいファズまでかけられて、結構ザラザラの細かいキレイな歪み方をしてくれて、色々作れるぜ。という印象でした。
【Full tone製 BASS DRIVER MOSFET】
・・・オーバードライブ
これは、がっつり歪ませるよりは原音重視のオーバードライブ感を足したい時に良いかも、と思いました。あたたかい音。右の方にある、「MOSFET」と「なんとか」っていうスイッチを切り替えると歪ませ方の回路が変わるらしいのでしたが、僕にはその音の違いは聞き分けられませんでした。
【BOSS製 ODB-3 WAXXモディファイバージョン】
・・・オーバードライブ、ディストーション
これはもう、踏んだ瞬間「あの音だ!!」とニコニコしちゃう感じ。そう、ぼくはこのペダルを踏んで真っ先にレッチリの「アラウンドザワールド」のイントロを弾いたのです。あの音!!!!笑
とはいえ、オリジナルに手を加えWAXXさんがモディファイする事で、めちゃめちゃノイズが少なくなっていて驚きました。
【BOSS製 METAL ZONE WAXXモディファイバージョン】
・・・ファズ
後述
【Xotic製 Bass BB】
・・・プリアンプ、ブースター
これも、がっつりかけるのではなく軽くかけてやって音の存在感を立たせてやるイメージですね。
【Studio GREAM Brassy Booster&Buffer】
・・・バッファ、ブースター
これは、スタジオ・グリームという九州の小さい工房系ブランドですがいいバッファです!
薄めにかけるとほとんど原音と変わらない感じなのですが、その状態でバンドアンサンブルに入ると明らかにヌケが良くなっている!足元にこの青色ダイオードを光らせておく事で、「安心感」を得られる気がします。確実に、原音より悪くなることは無いです!(痩せないし)
さて歪みですが 後述すると書いた

WAXXモディファイの凄さに衝撃を受けたシリーズその1。
こちら
METAL ZONE。
メタルゾーン。
なめてました。
今度、某曲で咆哮するような歪みの音が欲しくて試したのですが、
高音域がかなり伸びやかで、ディレイとかをかけなくてもかなり伸びてくれる!
そして、強くかけるとファズ特有のウネリ?ケロ~ケロ~、というかウワン、ウワン、、という回転音?みたいな感じが自然にかかるので、ロングトーン系のフレーズでも間延びしないというか、音色がキレイなので充分説得力があるし、色気を足してくれる感じがします。
オリジナルの物はかなり音ヤセするイメージでノイズも多く扱いづらいイメージで、「あぁどんなギターつないでもぜんぶメタルゾーンのおとになるんでしょぉ~?ふーんマリオマリオ」くらいのイメージだったのですが、
このWAXXモディファイを試す事でその考えは払拭されました。
それから

この
【Iron Ether製 Oxide】
・・・ファズ
アイアン・エーテルのオキサイド。
これも素晴らしかった。面白い。
メタゾネよりも、ケロケロいう感じが顕著で、ツマミの微調整でそのパラメータがランダムに変わるみたいです。
乗りこなせたらカッコいいじゃじゃ馬。そして音が、太い!太い!!!
いくつかミドルカットなどのツマミを倒せるようになってますが、そのような事はせずに
太いまま使うのが好みかもしれません。なんといってもLowB弦にいっても音程感が見えます!!
やはりノイズも少なく、素晴らしいですね。ファズに、トーキングモジュレーター的な面白さを加えたユニークなペダルです。
(フレットを滑らせた時のキュイーン、というノイズは、ケロケロフィルターの影響で若干不自然なので向きません。メタルゾーンの方がそれらしくなります。)
続きまして

空間系と、飛び道具。なんとなくカラーリングが上品ですね。総じて。
これも左から、ボリュームペダルはすっ飛ばしまして、
【Taurus製 T-DI】
・・・DI、プリアンプ
これは、キャノンアウトがついているのでこのままDIとして使えるのが良いですね。AVALONなどに比べて小さいし、足元で音作りを完結したい場合は良いですね。
見た目は赤いコウモリの羽根が仰々しく光るので完全にROCKかと思いきや、音は意外に素直です。
上にずれまして
【ARION製 MCH-2 BASS CHORUS WAXXモディファイバージョン】
・・・コーラス
後述
【Strymon製 Blue Sky】
・・・リバーブ
後述
【ARION製 MCH-2 BASS CHORUS 通常仕様】
・・・コーラス
後述
【WEED製 FREEZER】
・・・コーラス
これはまずボディ本体が軽い!!という第一印象。
音は、コーラスのかかる感じが立体的で、複数のコーラスを色々な帯域に分けてかけているような奥行きを感じました。
【BOSS製 SYB-5 WAXXモディファイバージョン】
・・・ベースシンセ
後述
まずコーラス3つの比較は面白かったですね。
さきほどのWEEDに加え

右が、僕の所有している、モディファイ前のもの。ゴミみたいな見た目してますね。
ライブの激しさを物語っています。(?)
しかし、音は意外に良いのですよ!ちょっと不器用な感じと言うか、
キレイすぎず、「この音しか出せん」と開き直ってる感じが好きです。
ツマミ系統もシンプルです。ベース本体のピックアップをリアにしてブリブリな音にすると
より、ベースコーラスらしい音になり、分かり易くかかってくれるので今のところ要所で愛用しています。
左が、モディファイ済のもの。きれいですね。
音も、余計なlowのゴソゴソした雑音のような感じがバッサリ無くなって、
スッキリした感じになります。
音色としては意外に、これはモディファイ前の方が好みかも。
良い意味でチープなアナログ感が、今は好きみたいです。
さあ、ここからが感動コーナー。
ストライモンのリバーブ

素晴らしいですね。ストライモン。美しい音が出ます。やさしい気持ちになれます。
色々なルーム、ホール、などデッドな空間からライブな空間まで選択できる、、ってこの辺は普通のリバーブと一緒なんですが、そのかかり方が今までのもの以上にリアルで、ギターにも凄くあうでしょうね。うっすらかけるだけでも本当にフレーズがふくよかで豊かになりそうです。良いなぁ。良い。
極めつけがこちら
WAXXモディファイの凄さに衝撃をうけたシリーズ第2段。
SYB-5 WAXX mod.

モディファイ前の状態を以前に試奏したことがあって、その時点では一緒に弾き比べたdigitechのBass Synth Wahをチョイスしました。
なぜならタッチワウやオクターバーなど、その時必要だった機能が魅力的だったからです。
しかし、このモディファイ後のSYB-5を弾いた瞬間、笑いが止まらなくなりました。
「なに、この速さ」
そう、今までのベースシンセのペダルはトラッキング(いわゆる処理速度)の遅さが気になっていたのですが
これはもう4フィンガーのフレーズにも余裕で追従してくれる圧倒的な速さを、すぐに感じました。 特に、コロコロとした短めの波形を連打した時によく分かりました。
オクターバー機能は無いですが、内部音源を搭載していてその音源がかなり音程感低く聴こえるので、それをロングトーンするだけでもかなり凄みがあります。Drum'n Bassに合いそう。
これもまた反応が速いので素晴らしい。
求めていた利便性とサウンド、コントロールの良さがそこにありました。
これは欲しい。
およそこの辺りで時間が無くなってしまったのですが、非常に有意義なペダル検証が出来ました。
協力して下さったお二方には感謝です!
さて、今回ご協力頂いた真辺俊輔さんが中心となって
2013年
【1/19(土)ベース機材交流会】が開催されます。
池袋の北口にある新しいライブバーです。
各方面からベーシストが機材を持ち寄り集まります。
さて、年内も残すところわずかですね。